海外就職 - 面接官「急な仕事が来たらどうする?」
ベルリンで転職活動をしていた際この質問を面接官から受けたことがある。この質問は上手く候補者の働き方を浮き彫りにしていると思う。
私の回答と実際の働き方は「もし引き受けるなら替わりに今積まれているタスクのどれをやらないか上司と相談します」だ。
日本で働いていた時は同じように振る舞うこともあれば情に流され「少し残業すれば済みそうだし、なんとかやりましょう!」という時もあった。
今思うと日本にいた時は日本の正解を返し、ベルリンにいる今はベルリンの正解を返せているのかなと少し感じるところがある。
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融通の利く人と成果を出せる人
全くの主観だが日本での採用は、なんとなく雰囲気の合いそうな人・無理な仕事も多少は身を削ってこなしてくれそうな人・従順な人をとっているイメージがある。
ベルリンでは技術の適性、仕事の進め方の適性を見ているイメージがある。他の国は知らんが、ヨーロッパ全体は割と共通するところがあるのではと思う。
以前、YouTubeにあがっている某動画をみた。それはあるヨーロッパ企業との面接のほぼ一部始終を垂れ流しているものだった。果たして色々な規則的に大丈夫な動画なのかは疑問だがそれはそれで話を置いておこう。
そこでその人はタイトルの質問に対して比較的明確に「残業して終わらせます。仲間を励ましながらみんなで少しだけでも残業をして成果を出します。」という趣旨の返答をしていたと記憶している。
私個人の感想としてはそのような同僚、もしくは上司は遠慮したい。
「海外は成果主義だ」と主語の大きい件はよく見聞きする。他の国は知らんがベルリンでは成果主義の前に勤務時間の長さと休暇取得が厳守だと感じる。
積極的に残業する姿や休まず働き成果を出す姿はそれほど美徳ではないと思う。日本の文化のままでヨーロッパ企業面接の質疑応答をしたり、実際に勤務し始めると意図とは違ったあまり良く無い印象を相手に与えるのだなと思うこともある。
結局言いたいことは
国や文化によって面接の返答や実務のこなし方が変わってくることがある。日本にも好きなところはまぁあるし、ベルリンもこれはこれで心地がいい。ただ、私自身は物事の進め方や身の振り方は変えていると言える。
これから海外転職をしたい人に向けて、その一つの例として「残業せず且つ円滑に」という姿勢でもいいのかもしれないよ?っと。
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