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映画日記

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見た映画の感想文。おおむね、ほめるよりもモンクが多く、偏った感想になっている。
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記事一覧

映画日記 世界一の美少女だったオリビア・ハッセーのこと

女優のオリビア・ハッセーが亡くなった。…女優と書いたけれど、今は俳優と書かないといけない…

只野成行
7日前
34

映画日記 『デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で』 テレビ番組なのか?

今年初めての映画館。デヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画をアップリンク吉祥寺で観た。…

只野成行
4週間前
39

配信ドラマ『百年の孤独』と私の稚拙な妄想

ネットフリックスの配信ドラマ『百年の孤独』を見ている。全体で2部構成で、それぞれが8話あ…

只野成行
1か月前
42

家の近所にあった入ったことのない映画館の記憶

私が小さな子供の頃、家の近所に映画館が二つあった。 一つは幼稚園に行く途中にあったピンク…

只野成行
2か月前
53

社会派ロック・シンガーだった白竜は、アニソンは歌うけど、俳優としてはヤクザ役しか…

ヤクザ映画というと、ヤクザ役専門みたいな俳優に白竜がいる。1952年生まれだから、今年、…

只野成行
3か月前
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ヤクザ映画ってロックじゃないよな、とかウネウネ考えた

男同士で濃厚につるむヤクザは、ロックじゃない ネットフリックスで邦画を漁っていると、や…

只野成行
3か月前
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映画日記 日本映画の不思議

今回は私にしては短い文章だ。 西島秀俊が謎だ。 西島秀俊は、現在、とてもたくさんの映画やテレビドラマに出ている売れっ子俳優だ。 私もよく見ている。しかし、ヤクザや犯罪者といった役をやっても、西島秀俊は、善人に見える。 しかも、どの作品で見ても、髪型も服装もほとんど同じに見える。なんでだろう? 髪型や服装の傾向を変更はしないという条件で出演しているのだろうか? それとも、いくつかの作品に並行して出演しても、差しさわりないように、同じ髪型、同じ傾向の服装になるようにし

映画日記 『新幹線大爆破』と『罪の声』と高倉健のこと

娯楽に徹した映画『新幹線大爆破』 Netflixで『新幹線大爆破』を見た。「立派な」という形…

只野成行
4か月前
43

映画日記 『極悪女王』 あの頃は誰もがどこででも煙草を吸っていた

Netflixで話題の『極悪女王』を見た。 一編60分強で、5本だ。昨晩、一気に見た。 これは…

只野成行
4か月前
53

映画日記 黒沢清監督『クリーピー 偽りの隣人』 ホラー風映画論映画

黒沢清監督の『クリーピー 偽りの隣人』という2016年公開の映画をネットフリックスで見た…

只野成行
5か月前
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映画妄想日記 アラン・ドロンのこととか、闘牛士のこととか、私が映画を見るようにな…

子供の頃、闘牛士が好きだった。多分、テレビで闘牛のドキュメンタリーを見たのがきっかけで興…

只野成行
5か月前
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箱男のこととか、背の低いおじさんのこととか

映画『箱男』は、なんで実写映画だったのだろうか?  30年近く前に、やっぱり石井岳龍監督…

只野成行
5か月前
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映画日記 個人的な覚書

前回、『ザ・ユニオン』という映画について書いた。書きっぱなしじゃなんだと思って、調べてみ…

只野成行
5か月前
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映画日記 『ザ・ユニオン』エロやグロで視聴率を稼ぐ時代は終わったのか?

配信で映画やドラマを大量に見ている。でも、大抵、三〇分くらいでリタイヤしている。飽きてしまうのだ。それ以上、見ようという気持ちがなくなるのだ。私は選り好みが激しいというより、許容範囲が狭いのだ。 一応、見たい映画は映画館で見ることにしている。映画館では、どんなにつまらなくても、途中で退席などせずに、最後まで椅子に座っている。これは、義務感でもないし、お金を払ったという損得でもなんでもなく、単に暗いなか、退席するのが面倒だからしないだけだ。 例えば、先日は『箱男』を見た。退