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体は心の寄生獣

帯状疱疹から1週間。無事に治りました。

帯状疱疹だと気づく前、土曜日だったのでいつも通り夫と買い物に行ったりして過ごしていた。
いつも通りのはずなのに注意力散漫というか、夫との会話がスムーズにいかなかった。
「聞いてる?」「うん」「返事はなし?」「うん」
雰囲気がどんどん悪くなるのに、放置してしまっていた。よくわからないけどそれどころじゃない。

後で夫からは
「そういえば突っかかってきた感じはあるかな。オレも言い返したりしてたし。大丈夫。」
いや、言い返すんじゃなくて大人の対応して?

夫はよくニュースを見て、今なら兵庫県知事のことや総裁選などに対して意見を言う。私が反対すると熱弁を奮って力説する。
私はそもそも嫌な気分になるようなニュースを見たくないし、夫と討論する気もない。
そんな時の私の返事はいつも「あ〜」だ。
様々な「あ〜」を駆使して返事をする。
納得、尊敬、発見、理解、、、うんざり。


私はあまり怒ったりイライラしたりすることがない。だけど今回、体が不調だとこんなに心が上手くコントロールできなくなるのか、と改めて驚いている。
痛みや熱、ダルさに強い方なので、日頃はコントロールできているのに帯状疱疹はダメだった。
気が散るというか、身体中の神経がチカチカするような。

ここ1週間はびっくりするほどよく寝た。
思えば引っ越してきたばかりだった。
知らないうちに疲れが溜まっていたのかもしれない。
心が安定していたら何があっても大丈夫だと思っていたけど、体調が伴わないと割とあっさりダメになるんだなぁ。
心と体ってすごく強く結びついているようだ。


私の場合、心はハッキリと意思表示をするからわかりやすい。
嫌だなぁ、イイね!、つまんない、モヤモヤ、ワクワクなど。
でも体は難しい。まるで他人のよう。
頭痛がしても、眼精疲労なのか肩こりなのか気圧なのか片頭痛なのか脳内のことなのか。
胃痛、腹痛、腰痛、、、
まるで体は心の寄生獣のよう。
体には障害、美醜、老若など、心を蝕むいろんな要素がある。劣等感、羞恥心、罪悪感。
体が無ければ全て解決。
でも体があるから得られるものもあるか。
温もり、一体感、達成感、思いやり、感謝、、、

若干ポンコツなこの体を労わりながら、健やかな心でもう少し生きていくか。

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