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図書館に行ってきた 25

東京ロンダリング 原田ひ香
登場人物の性格がいまいち掴めないまま読み終わった。事故物件に住む設定は面白かった。インドアだから羨ましい生活だけど私には無理だな。
ラストでやっと目が覚めたような、ぼんやりとした感覚の本だった。それが作者の狙いだったのかも。

バベル九朔 万城目学
バベルの塔って何だっけ?と思いながら読んでしまった。だからか???が止まらない。
最初は確かに現実の物語だったのに、どこからファンタジーになったのかはっきりしないまま、誰が味方かわからないまま、どうすればいいかわからないまま物語は進んでいく。万城目ワールドに迷い込んでいく。何度も行きつ戻りつしながらやっと理解した。
まさか菊池風磨さんで映像化されているとは。

トッカン 徴収ロワイヤル 高殿円
シリーズ4作目の短編集といえば何となく尻すぼみ感があるけど、これは映画化してもいいくらいのインパクトだった。この作家さんは本当に裏切らない。ドラマ化した時のキャストでぜひゴールドフィンガーに乗って欲しい。

百助嘘八百物語 佐藤雅美
江戸時代の投資家、相場師の話。
「売値,買値の価格差金を目的として,投機的に売買し,その差金で生計をたてることを職業とする者」
だそうです。取り引きの説明は難しくてよくわからなかったけど、コンフィデンスマンに似ていた。
ダー子のように百助が実は全て裏で手を回していた。
辰次がまさにボクちゃんだった。

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