【#7 小学生のころの日記】7星てんとうむし
1992年6月4日(木) くもり
あ〜、今日も職員室そうじ。イヤだなぁ。
でも、ゴミすては楽しいんだ。つーちゃんと2人で行くんだ。
今日もいつものようにゴミすてに行ってきた。運動場のスタンドの近くに7星てんとうむしがいた。
つーちゃんが、つんつんとやってもうごかない。
「きっと、死んだマネよ。帰りがけに見てみよう」
と、つーちゃんが言った。
そして帰りがけ。7星てんとうむしはピクッとうごいた。あー、やっぱり生きていたんだー。
運動場だから、だれかにふまれるとまずい。
そこで、ぼうきれにつかまらせて、イチョウの木のところまでもっていってあげた。
「これで、だれかにふまれること、ないね」
まんぞくげにつーちゃんが言った。
ねぇ、ちゃんと生きてる?7星てんとうむし。
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謎の終わり方をしてますね。笑。
「7星てんとうむし」という表記の仕方も独特やな。
(40代の私からのツッコミ)
でも、そのまま載せます。
【昔の日記の公開について】
私は、小学校時代から40代にいたる現在まで、ずっと日記をつけています。
最近、初めて小学生時代の日記を読み返してみました。
そこには、大人になった私には思いつかないような子どもならではの言葉づかいや発想があって、「子どもっておもしろいなーー」と思いました。
読んでくださる方が、どこか懐かしい気持ちになってくださればうれしいです。