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伝え方

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、自分の思いを相手に届ける【伝え方】についてお伝えします。

当然のことながら、人はひとりでは生きていけません。取り組む競技がチーム競技であれ、個人競技であれ、必ず人とかかわることとなります。

まして、最高にワクワクする未来に向かって行動をしていると、ときにはチームメイトや指導者、スタッフたちと考え方の違いで意見を戦わせなければならない場面が出てきます。そのとき、あなたならどのように相手に意見を伝えていますか?

例)サッカーで足元にボールが欲しい場面で、チームメイトがスペースめがけてパスを出してきた

①足元に出してよ!

②俺は足元に欲しい!

少し極端な例ですが、いかがでしょうか?大切なのは、きちんと自分の意見を相手に伝え、相手が意見を聞き入れてくれることです。

おそらくこのように選択肢を提示されると、ほとんどの方が②を選ぶと思います。しかし、いざプレー中だといかがでしょうか。結構①の方も多いのではないでしょうか。

この時に考えていただきたいのは、上述のとおり相手が意見を聞き入れてくれるかどうかなのです。いくら意見を伝えても、相手が意見を聞き入れてくれないと意見を戦わせることもできないのです。

もし、あなたが意見を伝えられた側であった場合を考えてみてください。①の場合だと「いや、スペースが空いているから!」と即座に返してしまいそうではないですか?

一方②の場合だと、「そうか。俺はスペースが空いていると思ったけど足元に欲しかったのか」と、納得するかどうかは別として、一旦意見を聞き入れる余裕はありませんか?

そうなんです。一旦意見を聞き入れると、そこから意見を戦わせることができるのです。そのためには、やはり相手に意見を聞き入れてもらうことが大切なのです。

では、どうすれば相手が意見を聞き入れてくれるのか。

その方法は、②のように【I(アイ)メッセージ】を意識することです。【I(アイ)】とは日本語でいう【わたし】です。≪わたしは~だと思う≫このように伝えることが大切です。

一方①の場合は、【YOU(ユー)メッセージ】になってしまっており≪あなたは~だ≫と言ってしまっているのです。誰でもそうですが、『あなたが(おまえが)』と言われると、話を聞きたくなくなりますよね。そうすると、意見を素直に受け入れられず、その後の話し合いも進展しません。

たとえば、友だちと待ち合わせをしていて、電車遅延であなたが遅れてしまいました。

「(おまえが)遅い!」と言われるのと

「(わたしは)会いたかったんだから早く来てよ!」とでは受け入れ方は全く違いますよね?

繰り返しになりますが、大切なのは相手がまず意見を聞き入れてくれること。多くの場合、双方が互いの意見を聞き入れられず、話し合いが停滞してしまっています。

ぜひ、ワクワクした未来に向かって前進するためにも、【I(アイ)メッセージ】を意識してみてはいかがでしょうか。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑

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