【いま、あなたに届けたい1冊。】 No.1 「うらおもて人生録」
「10代へ、こんな時期だからこそ届けたい本」を募集しました。
こんにちは、スタッフの宮本です。
3月のとある日、10代の若者から私たちスタッフに、「学校が休校で部活もないから、ハックツに行きたい!」と連絡がありました。しかし、私たちの活動拠点がある施設も(区が補助を出している半公共施設ということもあり)例外なく、早々に閉館となっていました。
さらに、家族とのお出かけも友人と会うことも憚られる昨今、動画サイトやゲームなどにはまり込み、昼夜逆転している子が沢山いるようです。
そんな今だからこそ、「本」の力が発揮されるべき時ではないだろうか。
満足に外を出歩くことのできない今だからこそ、「本」を通じて新しい世界を知るきっかけを届けたい。そう思いつつも、本を届けたくても届けられないもどかしさが募っていました。
そんなことをもやもやと考えているうちに、「場が閉じているいま、必ずしも、本を10代に届けるのは私たちじゃなくても良い。」ことに気付きました。
場が開いていた時期は、「スタッフに会いに行く」ことも、常連の子たちの楽しみになっていたことも事実です。また、スタッフだけでなく、読書会に遊びに来る"面白い大人たち"との"偶然の出会い"が、10代やスタッフ自身の暮らしを豊かにしてきました。しかし、リアルに会うことが憚られる今、本と大人からのメッセージだけでも、10代へ届けたい。1人じゃない。また会える日が来ると、伝えたい。
そんな想いから4月に、オンライン読書会の実施と、SNS上で10代に推薦する本の募集を行いました。
オンラインの読書会は盛況!20名を超える方々にご参加いただきました。
読書会とSNS上から、なんと計47冊の推薦本が集まりました。ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございます!
推薦いただいた本は、全国の協力いただける書店様にて販売予定です。
推薦本の紹介No.1 「うらおもて人生録」
推薦いただいた本は書店販売の他に、noteでも1投稿1冊ずつご紹介させていただこうと思います。もし「身近にいる10代へ読んでほしい!」と感じた本があれば、ぜひメッセージを添えて、プレゼントしていただけると嬉しいです。
1冊目の推薦本は「うらおもて人生録」です。
〜推薦者様からのメッセージ〜 前向きになるということは後悔しない事だ。物事に失敗はない。むしろ成長するから死ぬんだし、破滅も成長の結果だ。だから今失敗だと思っていることほど、自分を助けてくれる。でも人は自分の気持ちが大切だから失敗したことに後悔してしまう。人が必ずしてしまう後悔をうまく引き受けることを教えてくれる一冊です。 ミスター(自衛官・24歳)
このコメントを読んで、「社会にでると、失敗する機会が少なすぎる」という、知人が言っていた言葉を思い出しました。「やばい、やっちまった…!」というレベルのことでも、案外それが後の自分の糧になっていたりするものです。そういう意味でいえば、本当の意味での「失敗」などないのかもしれません。むしろ、小さな「やっちまった」を早めに繰り返し、それを受け入れる心持ちこそ大切なのかもしれません。ミスターさん、、私も読んでみたくなりました、、!笑
こんな感じで、日々の投稿を通して、本のタイトルとみなさまの想いをセットで届けさせていただきます〜🙃
※販売協力いただける書店さんはまだまだ募集中です!ご連絡お待ちしておりますmm