肩こり 自分でできる関節リリース
前回、猫背と首コリの対策になる関節リリースをお送りしました。
今回はその続きで、肩関節のリリースをご紹介します。
肩の関節は人体の中でももっともいろいろな方向へ動く関節ですが、大人になると決まった動作しかしませんよね。すると、普段使う方向には動きやすく、使わない方向の靭帯が固くなり動きにくいという、動きの偏りができてしまいます。
固いところが動きの邪魔をするので、
「何となく重い、動きにくい」
という事が起きて、肩こりの原因になります。
そこで、普段使わない部分を動かす関節リリースです。
・基本は、腕をねじりながらの肩回し
ガッツポーズのように腕を上げ、拳がなるべく後ろにゆくように、腕をねじります。そのまま円を描くように肘を回します。
次に、拳を下に向けるように腕をねじり、そのまま円を描くように肘を回します。
これだけ。
簡単ですが、肩の動く範囲が大きくなっていると思います。
・解説
肩の関節は、色んな方向へ動く分だけ、靭帯に余裕があります。
そのため、普通に動かしているだけではなかなか靭帯ぜんぶを動かすことができません。
そこで腕にねじりを入れることで、関節包・靭帯が張るようにして、動かすと、固くなっている部分がほぐれ、柔らかくなってくるのです。
上向けにねじっての動きは、肩こり体操などでよく見ますが、下向きにねじっての体操はあまり見ませんね。
その分だけ、効果は大きいと思います。
どうぞお試しください。
八起堂治療院ホームページ https://www.hakkidou.jp/