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腰痛は、ふくらはぎから治しなさい
と書くと、ちょっと怪しい健康本みたいですね。
そんなに怪しくないですよ、多分。
・腰痛はバランスが関わっている
腰痛のほとんどは筋筋膜性腰痛と呼ばれるもので、整形外科でレントゲンなどをとっても原因らしい故障がありません。大半は、筋肉の緊張によるものです。
筋肉は緊張が長く続くと、疲れて痛みだします(重い荷物をずっと持ってると筋肉が痛みだしますね?)。
痛みがあると、それに反応してもっと緊張します。
緊張によってさらに痛みが…。
というループに入ってしまうと、なかなか緩めることができません。そうして起こるのが慢性の腰痛です(ぎっくり腰は、緊張しすぎた筋肉が痙攣を起こした状態)。
・バランスが緊張を作る
立っているときも座っているときも、私たちの身体はバランスを取り続けています。後ろに倒れそうになれば前に、前に倒れそうになれば後ろに。
ふくらはぎが張っていると、身体はずっと後ろに引っ張られて、後ろに倒れそうな状態になります。そこで身体は、バランスをとるために背中を少し丸め、上半身を前に押し出す癖がつきます。
この姿勢、言うまでもなく腰の筋肉の負担増。連続すると筋肉が疲れて、腰痛になるというわけ。
・ふくらはぎのストレッチで腰痛改善
というわけで、姿勢を変えるにはふくらはぎを伸ばします。
いわゆるアキレス腱のばしの要領、痛くない程度の強さで、じっと伸ばします。時間は1分、できれば2分くらい。これを一日に1、2回行います。
あとは腰の筋肉のストレッチ。椅子に座って、少し足を開き、足の間に頭を入れるように前屈します。あまり力をいれず、重力に任せて上体をぶら下げるつもりで。
この2つを行うだけで、腰痛は起きにくくなります。
なお、足関節が固くてうまくふくらはぎが伸ばせない場合は、ご相談下さい。関節リリースで動きやすくしますので。
ちなみに、座っている時の姿勢については別記事「腰痛を防ぐ椅子」を御覧ください。
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