【第16回配信】写真でわかる駅前豆辞典「駅舎と構内 編」
『八画文化会館vol.5 特集:駅前文化遺産』
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先行配信の第16弾をお届けします。
駅がなければ、駅前は存在できない!
というわけで本日のテーマは、駅舎自体です。あとその構内。ではいってみましょう!
えきしゃ-と-こうない【駅舎と構内】
その場所を駅前だと認識させるために必要な家屋のこと。
駅舎と広場と壁。3点とも秀でた駅など滅多にないため、駅舎も素晴らしければ、なお良しとしたい。
駅構内を探索する場合、コンコースや待合室などの大きな空間的意匠から、駅の文字などの細部のデザインにまで注意を払って観察すべきである。
またステーションデパートや名店街など、食事や買い物ができる商業施設が併設されていることもある。駅構内に残る文化遺産は特に数を減らしており、たいへん貴重である。
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【目次】
1. 駅名標
2. 低身長舎
3. 和洋クラシック駅舎
4. スメル駅
5. 擬態駅
6.地下鉄タイル壁画
7.駅ショーケースの世界
8.名店街
9.ふしぎ蕎麦
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1.駅名標
ホームや駅舎に掲げられた駅の名前の書いてある標識。駅名板とも。現在では薄っぺらいプレート状の物が主流。ここでは特に、駅舎に付いている駅名標に注目している。夜になると光るタイプの物などもあり、奥深い世界だ。
▲JR西日本山陽本線 尾道駅(広島県尾道市)
青い文字で書かれた立体タイプ。英語表記もあり
▲JR西日本他 紀伊田辺駅(和歌山県田辺市)
英語表記の上に、1文字ずつ切り離されたボタンタイプの日本語表記が張りつけてある
2.低身長舎
国鉄民衆駅を彷彿とさせる5階建て未満の鉄筋コンクリート造の駅舎のこと。武骨で長くて平べったい、色も灰色や茶色などの地味なものがよい。周囲に5階建てぐらいの駅前ビルが2棟ぐらいあっても邪魔せず、引き立たせることができる。
▲JR東日本京浜東北線 蕨駅(埼玉県蕨市)
格子状の洒落た造りになっているが、威圧感がなくちょうどよい
▲JR東海他 松阪駅(三重県松阪市)
地方都市の拠点駅クラスにあると嬉しいお手本のような駅舎。抜群の安定感
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