シェア
「早寝だね。」 「夏も終わりだからな。」 太陽もすっかりオレンジ色になって、 今にも沈もう…
空を見ていた。 ふと、写真を撮りたくなって、 カメラを真上に向けてシャッターを切った。 …
いつもは全国各地バラバラだけど、 お盆休みの時期ってことでさ。 夏だしね。海に行こうじゃな…
朝の6時。 窓の外で、スズメが鳴いている。 すぐ近くだ。たぶん、物干し竿にとまってるんだろ…
「遅いなあ。」と呟く声がして、 そっちを見ると、アジサイが咲いていた。 「まだかなあ。」と…
鯉のぼりと聞くと、普通、何匹かいるもんだと思う。 大きいやつが上、小さいやつが下。 で、3…
「桜なら、まだ咲いてないよ。」 飛ばされそうになる帽子を押さえながら、 すれ違っていく風に言う。 「なんだ、今年はずいぶん遅いな。」 春一番を吹きに来た風も、 困ったように、ためらいがちに吹いている。 いつもなら、こういう風に乗って、 ピンク色の花びらが舞い散るのを見られる。 でも、今年は風だけ吹いている。 「ここ最近、寒かったからね。まだ寝てるんじゃないの。」 「せっかく待ち合わせしたのにな。」 「また日を改めて来たらどうだ。」 「そしたらもう春一番じゃないな。春二番
「落石注意」の看板の通り、 目の前に石が落ちてきた。 ほんの小さな石だったけど、 こんなで…
風が強い。 まだ涙は出ていないけど、 泣く前だからこそ、一番機嫌が悪い時だ。 怒ったような…
さっきまでは寒かった。 大気圏に入ったあたりから、 逆に、めちゃくちゃ暑くなった。 暑くな…
朝が寒い。 布団からなかなか出られない。そんな季節になった。 まだ、この寒さに身体も慣れな…
今日は良い天気だ。と、 さっきまでそう思っていた。 頭上を通りすぎていくカラスが、 「雨が…
「花火が見たい。」と言い出した。 花火といえば夜にやるものだから、 太陽にしてみれば、珍し…
こんなすごい雨なのに。 なんで傘を持って出かけなかったんだ。 家の傘立てで立ちっぱなしの傘が、 帰ってきた僕に、そんな愚痴を言う。 「天気予報でも言ってなかったんだ。しょうがないだろ。」 「そうだけど。せっかく、出番ありそうだったのになあ。」 そういえば、洗濯物を干したままだった。 思い出したとたん、気分が沈む。 きっと、びしょびしょになってるだろうな。 そんな沈んだ顔を見た傘が、 何か思いついた顔をする。 「明日から、ベランダに置いといてくれないか。」 「いいけど