いぬはっか

趣味の詩を載せる場所だったけど、割となんでも雑多に書くようになった場所。 創作やらその…

いぬはっか

趣味の詩を載せる場所だったけど、割となんでも雑多に書くようになった場所。 創作やらその他の雑記やらを毎週金曜日に1記事投稿。あとは適当。 Skeb:https://skeb.jp/@Hakka357

マガジン

  • 趣味の一環。全体的なテーマは『人ではない物の人格』。

  • 雑記

    その他諸々。日記とか節目の挨拶とか。

  • 夢の詩

    夢を題材にしたもの。或いは、夢に見た光景を元に書いたもの。

  • 命の詩

    生きること、死ぬことを題材に書いたもの。或いは、天国が舞台のもの。

  • 空の詩

    空を見上げる描写があるもの。或いは、星や天候が主人公のもの。

最近の記事

  • 固定された記事

VTuberのクリップを共有し続けてみて気付いたこととか

9月下旬あたりから2ヶ月ほど毎日投稿でやっていたVTuberのクリップ共有が一段落しました。 正確に言うと全部は載せきれてないんですけど、「さかのぼって載せていく」っていう都合で1年以上昔のところまで行ってしまいまして。 当時と今でVTuberさんの姿形が違ってたりとか、内容がソシャゲで去年やってたイベントだったりとかで、今になって掘り出すのも色々アレかなって。 そういうわけで、以前に作ったクリップを1日1投稿ずつ記事にするのは今日まで。今後はその日クリップを作ったなら載

    • 忘れられた人

      本というより、パンフレットみたいだ。 最初に見た時、そう思った。 一応、本棚に並んでいる。 でも、並んでいるのを見ても、 背中のクリップのところしか見えない。 そのくらい薄いものだから、 背表紙なんてものも無い。 手に取ってみて初めて、 「忘れられた人」というタイトルが分かる。 なんだろうな、これは。 でも、その日は特に気にせず、 前に借りた本の続きを探しに行った。 カウンターに本を持っていくとき、 ちょうど、手続きをしていた人が、 あの「忘れられた人」を借りていた。

      • 巨人の落とし物

        空を見上げて、「怖い」と思った。 あんまりにも怖かったから、 ひと回りして、逆に落ち着いていた。 何が怖いかって、人と目が合った。 考えてもみてほしい。 空を見上げてみたら、とんでもなくデカい人がいて、 とんでもなくデカい目でこっちを覗いているのだ。 逃げようとして、腰が抜けた。 そのあと、…なにしろあのデカさだし、 「どこに逃げたってしょうがないな」と思って、 諦めて、その場であぐらをかいた。 「何の用かな。」 独り言のつもりだった。 「落とし物をしたんだ。」 返事が

        • メモを取ったら忘れてしまう。

          メモ帳に書くまでは、「忘れてはいけないこと」だったのだ。 それが、メモを取った途端に「忘れても大丈夫なこと」に変わってしまう。 だから、つまりは、必死さが無くなるのだ。 覚えておかないといけない!という信念が消えてしまうのだ。 書けば書くほど忘れる。 人間がみんな同じくこうなのかは知らないが、 少なくとも、僕はそうなのだ。 不便だとも思う。 なんて出来の悪い脳みそなんだ!と呪いたくもなる。 しかし、物は言いようというやつで、 「自在に忘れることができる能力」と捉えれば、

        • 固定された記事

        VTuberのクリップを共有し続けてみて気付いたこととか

        マガジン

        • 201本
        • 夢の詩
          25本
        • 雑記
          24本
        • 命の詩
          28本
        • 空の詩
          40本
        • VTuber推しごと帳
          112本

        メンバー特典記事

          忘れられた人

          本というより、パンフレットみたいだ。 最初に見た時、そう思った。 一応、本棚に並んでいる。 でも、並んでいるのを見ても、 背中のクリップのところしか見えない。 そのくらい薄いものだから、 背表紙なんてものも無い。 手に取ってみて初めて、 「忘れられた人」というタイトルが分かる。 なんだろうな、これは。 でも、その日は特に気にせず、 前に借りた本の続きを探しに行った。 カウンターに本を持っていくとき、 ちょうど、手続きをしていた人が、 あの「忘れられた人」を借りていた。

          忘れられた人

          巨人の落とし物

          空を見上げて、「怖い」と思った。 あんまりにも怖かったから、 ひと回りして、逆に落ち着いていた。 何が怖いかって、人と目が合った。 考えてもみてほしい。 空を見上げてみたら、とんでもなくデカい人がいて、 とんでもなくデカい目でこっちを覗いているのだ。 逃げようとして、腰が抜けた。 そのあと、…なにしろあのデカさだし、 「どこに逃げたってしょうがないな」と思って、 諦めて、その場であぐらをかいた。 「何の用かな。」 独り言のつもりだった。 「落とし物をしたんだ。」 返事が

          巨人の落とし物

          セミに繰り出す親切な蹴り

          林の近くを歩いている時に、 地面のあたりから呼び止められた。 見れば、セミが転がっている。 「送ってくれないか。」 「何を?」 「僕をだよ。」 「どこに?」 「土に。」 セミが暴れる。 アスファルトの上から、林のほう… つまり、土があるほうに行きたいらしい。 「もう、どっちがどっちかも見えなくてね。」 それっきり、動かなくなった。 「手で触るのが嫌なら、蹴っ飛ばしてくれればいい。」 「それじゃ痛いだろ。」 「大丈夫。」 セミが脚を閉じていく。 「今しがた、死体になっ

          セミに繰り出す親切な蹴り

          緑が足りない!

          空を見ていた。 ふと、写真を撮りたくなって、 カメラを真上に向けてシャッターを切った。 通りすがりの人が、つられて上を向くのが見えた。 空に何かあるのか?…と思ったのだろう。 すいません。特に何もないです。 ただ、青いだけなんです。 夕方ごろになって… もう一度、同じような写真を撮った。 さっきとは別の人が、つられて上を向くのが見えた。 すいません。特に何もないです。 ただ、黄色いだけなんです。 そんなふうに、何枚か撮ってみた。 青、黄色、赤、紫、紺色。 空という

          緑が足りない!

          雲の休暇

          いつもは全国各地バラバラだけど、 お盆休みの時期ってことでさ。 夏だしね。海に行こうじゃないか。 まあ、泳ぐわけじゃないけど。 空に浮かんで眺めておくだけだ。 青い海、白い雲。 ちょうど、綺麗な画になるじゃないか。 誰が言い出したのか忘れたけど、 ともかく、みんな賛成だった。 誰が幹事をやるかも決めなかったけど、 ノリのいい奴らが中心になって、 全国各地バラバラだった雲を集め始めた。 思ったより大集合になった。 思ったより大騒ぎになった。 なんでも、電車や飛行機が止ま

          飛んで湯に入る夏の虫(未遂)

          こいつら、一体どこから入ってくるのやら。 どこも開けっぱなしにしてるわけじゃないし、 ちゃんと蚊取り線香だって焚いているのに。 「どこからだって入るよ。こんなに小っちゃいからな。」 風呂場に入ってきたその虫は、 悪びれるでもなく、涼しい顔で言う。 …まあ、表情なんて見えないんだけど。 それでも、きっと生意気な顔だというのは分かる。 「で、何しに入ってきたんだ?」 「そりゃお前、風呂場に入るなら風呂に入る時だろう。」 「虫がお湯なんか浸かったら溺れるんじゃないの?」 「そ

          飛んで湯に入る夏の虫(未遂)

        記事

          セミに繰り出す親切な蹴り

          林の近くを歩いている時に、 地面のあたりから呼び止められた。 見れば、セミが転がっている。 「送ってくれないか。」 「何を?」 「僕をだよ。」 「どこに?」 「土に。」 セミが暴れる。 アスファルトの上から、林のほう… つまり、土があるほうに行きたいらしい。 「もう、どっちがどっちかも見えなくてね。」 それっきり、動かなくなった。 「手で触るのが嫌なら、蹴っ飛ばしてくれればいい。」 「それじゃ痛いだろ。」 「大丈夫。」 セミが脚を閉じていく。 「今しがた、死体になっ

          セミに繰り出す親切な蹴り

          緑が足りない!

          空を見ていた。 ふと、写真を撮りたくなって、 カメラを真上に向けてシャッターを切った。 通りすがりの人が、つられて上を向くのが見えた。 空に何かあるのか?…と思ったのだろう。 すいません。特に何もないです。 ただ、青いだけなんです。 夕方ごろになって… もう一度、同じような写真を撮った。 さっきとは別の人が、つられて上を向くのが見えた。 すいません。特に何もないです。 ただ、黄色いだけなんです。 そんなふうに、何枚か撮ってみた。 青、黄色、赤、紫、紺色。 空という

          緑が足りない!

          雲の休暇

          いつもは全国各地バラバラだけど、 お盆休みの時期ってことでさ。 夏だしね。海に行こうじゃないか。 まあ、泳ぐわけじゃないけど。 空に浮かんで眺めておくだけだ。 青い海、白い雲。 ちょうど、綺麗な画になるじゃないか。 誰が言い出したのか忘れたけど、 ともかく、みんな賛成だった。 誰が幹事をやるかも決めなかったけど、 ノリのいい奴らが中心になって、 全国各地バラバラだった雲を集め始めた。 思ったより大集合になった。 思ったより大騒ぎになった。 なんでも、電車や飛行機が止ま

          飛んで湯に入る夏の虫(未遂)

          こいつら、一体どこから入ってくるのやら。 どこも開けっぱなしにしてるわけじゃないし、 ちゃんと蚊取り線香だって焚いているのに。 「どこからだって入るよ。こんなに小っちゃいからな。」 風呂場に入ってきたその虫は、 悪びれるでもなく、涼しい顔で言う。 …まあ、表情なんて見えないんだけど。 それでも、きっと生意気な顔だというのは分かる。 「で、何しに入ってきたんだ?」 「そりゃお前、風呂場に入るなら風呂に入る時だろう。」 「虫がお湯なんか浸かったら溺れるんじゃないの?」 「そ

          飛んで湯に入る夏の虫(未遂)

          製氷室は今日も寒い

          「暑いねえ。」と、 誰に言うでもなく独り言を言う。 誰の返事もない。 まあ、誰もいないからな。 吸い寄せられるように、冷蔵庫に向かう。 氷が入ったところを開ける。 ガラッ、と氷がぶつかる音と、 「冷えるねえ。」という独り言が聞こえた。 そりゃ冷えるだろうな。 なんたって氷点下だ。寒いだろうよ。 「あったまりたいなあ。」 氷はそう言うけど、こっちは暑いんだ。 「飲み水を冷やしてほしいんだけど。」 「水かよー。熱いお湯に浸かりたいなあ。」 こいつ、なかなか無茶なことを言う。

          製氷室は今日も寒い

          識字シャッフル睡眠

          たぶん、頭を打ったせいだ。 昨夜、いざ寝ようと横になるときに、 フォトスタンドの角に頭をぶつけた。 枕元に置いてあったのが、ちょうど枕の上に倒れていたのだ。 で、痛いなあ…と思いながらも、そのまま寝た。 翌朝。 布団に転がったままスマホをいじっていると、 文字が読めなくなっていることに気付いた。 いや、正確じゃないな。 文字は読める。 「あ」という文字が「あ」なのはわかる。 でも、言葉が分からない。どう説明したものか。 分からないなりに検索サイトを使って、 ひらがなの

          識字シャッフル睡眠

          【自分語りと推し語り】プロフ画像の帽子かぶった犬についての話。

          今やすっかりインターネット上でのアバターとして定着した、帽子をかぶっている犬の姿のお話。 先に結論から言っておくと、こうなるまでには複数のVTuberさんが影響していますというお話です。 まずは帽子の話からいきましょうか。 逆光で影にする謎の撮影技術によって、自分が映った写真の中でも唯一インターネットの海に流せるやつ。 人に会うときはいつも同じ帽子をかぶるようにしてたので、この日もいつもの帽子です。 ついでに、帽子をかぶる習慣がついたきっかけの話をすると、 割とよく会う

          【自分語りと推し語り】プロフ画像の帽子かぶった犬についての話。

          📎【猫町めるる】Cランクな現実を受け入れられないネコ【リングフィットアドベンチャー】

          がんばったのに… 毎朝9時からしっかり頑張ってます。えらいぞネコ! ↓猫町めるるさんのYouTubeチャンネル ↓〃Twitchチャンネル https://www.twitch.tv/nekomachimell

          📎【猫町めるる】Cランクな現実を受け入れられないネコ【リングフィットアドベンチャー】

          ドーナツの顔が分からない

          コーヒーを淹れた。 砂糖もミルクも入れない。 その代わり、甘いお菓子と一緒にいただく。 こうするのが一番美味しいと思っている。 「どうせ、私なんて…」と、 皿に乗ったドーナツがつぶやく。 こちとらゴキゲンなおやつタイムだというのに、 盛り下げないでほしいんだけども。 「何がそんなに?」 コーヒーを飲みながら聞いてみる。 苦い。 ここから甘いものを食べるのが美味しいんだよな。 「だって、こんなに醜いでしょう?」 ちなみにそいつはフレンチクルーラーだ。 生クリームが入ってる

          ドーナツの顔が分からない

          📎【猫町めるる】🫠🫙「ネコのネコがプルプルしてる…!」←?【リングフィットアドベンチャー】

          それが何かは分からないけど、今とても頑張っているのは分かる。 この日はミニゲームを2つこなしてなかなかハードそうなメニューでした。えらいぞネコ。 ↓猫町めるるさんのYouTubeチャンネル ↓〃Twitchチャンネル https://www.twitch.tv/nekomachimell

          📎【猫町めるる】🫠🫙「ネコのネコがプルプルしてる…!」←?【リングフィットアドベンチャー】

          やたらと道を聞かれる日

          セミが鳴いている。 それだけで、「夏だなあ。」って気分になる。 そんな気分になると、そうなる前より、 夏の暑さを実感してしまう。そんな気がする。 「そこの人、すいません。」と、 声がしたけど、誰もいない。 「ここらで、セミが鳴いていませんでしたか。」 声の主を見つけてみれば、 話しかけてきたそいつも、セミだった。 「向こうの林で鳴いてたけど、」 「そうですか。ありがとうございます。」 「待った。ここの道はまっすぐ行ったらまずい。」 お礼を言いながら、急いで飛び立っていた

          やたらと道を聞かれる日

          📎【酉目りと】🐦👓「暴力には暴力で対抗してしまう。」【ホグワーツレガシー】

          自称「アクションゲームそんな得意じゃない人」だそうですが、配信で色々なゲームやってるうちに上手くなってきてると思うんですよね。

          📎【酉目りと】🐦👓「暴力には暴力で対抗してしまう。」【ホグワーツレガシー】