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#3 クウェート大学での生活とは?

!مرحبا بكم(「ようこそ!」の意)


クウェート大学と寮

今回はクウェートで通っている大学と、住んでいる寮について紹介!

クウェートという聞き慣れない土地でどのような場所に住んでいるのか、大学がどのような場所なのか気になる方も多いだろう。一年前、自分も同じような立場だった。今回は、そんな寮と大学について、ありのままを紹介する。特に日本での生活とは全く違う部分があるので、クウェート留学、中東留学を考えている人は参考になる部分があるかもしれない。

寮について

まず最初に、寮についてである。
クウェート大学シュウェイフキャンパスという海岸沿いのキャンパスの中に学生寮があり、学生はそこで生活を共にする。一つの大きな部屋に小さな部屋がいくつかあり、学生はそこで共同生活をすることになる。一部屋を2人でシェアする形態で、トイレ・風呂・洗面所は4~5人で共有する。部屋についてだが、どの階のどの部屋になるか、ルームメイトは誰になるかは寮監に勝手に決められる。かなり運による部分が強いが、何か理由があれば部屋の変更を交渉することも可能である。著者自身も、部屋に問題があったため交渉したところ別の部屋を見せてもらうことができた(そもそも学生に住まわせる前に部屋に問題がないか確認しておいてほしいところだが)。もちろん交渉はアラビア語である。部屋のどこに問題があって、どうして変更したいのか適切に伝えることも言語学習の一環として位置付ければ、意外と楽しいかも?

寮の窓からの眺め 海が近いので港が見える


寮には食堂もついていて、3食提供される。そこでいろいろな学生と交流できるのが、この寮の良い点である。日本で普通に生活していては出会えない、まさに世界中いろいろな国からの学生と知り合うことができる。この学生寮に来てから、ソマリア人、ボスニア人、アゼルバイジャン人などその他さまざまな学生と友達になることができた。

ある日の寮の食事 肉はラムだったり、鶏肉だったり 
肉はおいしいがサラダの味付けはいたってシンプル


ちなみに、後述するシャダディーヤキャンパスにある新しい学生寮に移動することになるという噂が昨年から絶えないが、2024年10月現在いつ移動するかなどという話は一切聞こえてこない。

授業について


授業は学生寮がある場所とは異なるキャンパスで行われている。
私は、言語センター(مركز اللغات)に所属し、そこで行われる授業を受講しているのだが、言語センターの授業が開講されているのは、シャダディーヤキャンパスというクウェート空港近くの新しい大学キャンパスである。


キャンパスを歩いてみる限り、まだ建設中の箇所がある。建物は主に学部ごとに分かれている。また、敷地が広大かつ施設についての案内が全くと言っていいほど不十分であるため、何がどこにあるか友達に訊いたり、そこら中に立っている警備員に訊いたりして必要に応じて把握する必要がある。

言語センターの入っている建物 吹き抜けになっていてよい雰囲気

興味関心に応じて、言語センターで開講されている以外の授業、つまり学部で行われている授業を聴講しに行くことも可能だという。また、言語センターに通っている学生は、正規の学部生でないため、学生証をもらえるのが授業開始後2,3か月後立ってからになるとのことなので、他学部の建物に入る際に、警備員に学生証を求められた際には、言語センターで学んでいる学部生で、、、、と自分の身分と建物に入りたい理由を説明すれば、大体入れてくれる。外から見るだけでは食堂や購買の場所を把握する事は不可能なので、建物の中に入って探索するか、学部生の友達を作って案内してもらうことで、キャンパス内地理を初めて理解することができるのである。授業は、アラビア語のレベル別でクラスが5段階に分かれていて、週ごとの授業の回数や、開講時間はそれぞれの授業を担当する先生によって異なる。授業が行われているキャンパスに行くには、バスで移動する。時刻表は存在するが、時刻表通りに運用はされていなさそうである。時間に余裕を持って行動し、来たバスに乗って早めに授業のあるキャンパスへ移動するのが吉。

まとめ

今回はクウェート大学と寮について紹介した。今後大学の施設や学部の授業について面白い発見があれば、また共有したい。

次回は、寮で起こった衝撃的な出来事について!!事件から数日たった今でも鳥肌が立つような出来事だったので、皆さんにお届けできる範囲でお伝えしたい。それでは!
!مع السلامة(まあっさらーま:「さようなら」の意)


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