時短営業スタート(後編)
このマガジンは、福岡市中央区在住の現役看護師が、飲食店昼から飲もう、日替わりおかずと楽しいお酒「博多okatteふじコ」を開業、開業後の記録です。素人の私が、福岡市のグルメタウン“薬院”で店を開業。新しいことにわくわくドキドキ、でも真面目に。そんな記録です。
案の定2月8日を待たずに緊急事態宣言の延長は発表された。
でもそれで良かった、と今の私は思う。店を開いても、お客さんがどんどん来る訳ではない。聞くとコロナ前の客足はコロナの発生率が下がろうとも戻っては来ない、と先輩飲食店は言う。
前回も言ったかもしれないけれど、飲食店はとても変わったビジネスモデルだと思う。どこの業界に『支出をしながら利益を出す』というモデルがあるだろうか。一般企業でも在庫を抱えたり、前払いをしたり、そういうことはあるかもしれない。飲食においては加えて『腐る・賞味期限』が伴う。いつか春が来て客足が戻ってもその頃には調達した食材は腐り破棄されていて、またその状況や場面に応じた
仕入れ=在庫
を抱えて店を開けなければならない。
お客さんは言う。「一人でやっているこの店は協力金バブルやね。」
当月やその日を抽出して考えればそうだろう。でもこの協力金は緊急事態宣言明けの本当の“冬”を越冬するための蓄えだと私は思う。協力金をお客様に還元することにしました!という発想にいく店主も素晴らしいとは思う。
でも、それは何に対してもアピールなのか。
協力金が一律6万円なことに異を唱える報道も多い。私もそう思う。現時点では定額給付金や持続化給付金などの給付金は、非課税だけれど、補助金や協力金は“収入”とみなされ課税対象であることまで、報道してほしい。130万ほどの純利益を個人事業主、小規模の店舗があげることはとても難しい。それが一気に純利益として来年は申告しないといけない。
結果、お鉢が回ってくる。
よく出来ている。
上手い話、なんてない。
私は開業時に持続化補助金も申請していて、その採択結果が先日出た。みごと落選。財源が減り、採択率が著しく下がったためと考えられるが、正直ホッとした。協力金と補助金、いずれも課税対象の収入枠。2つとも獲得していたら、ダイレクトに課税されて、今年度の確定申告での心配が増えてしまう。
何度も言うが、よく出来ている。
看護師(サラリーマン)として、はっきり言ってかなり税金を納めてきたと思う。それでもそれは過去のこと。
まだまだ、私は、税金をとられていくらしい(笑)
さて、時短要請継続中の当店。ご飯難民問題もようやくテレビ報道されてきた。最近国会議員がざわつきまくりで、毎日笑ってしまう。
「店主は退店を促したが、お客が居座った場合は過料にならない、仕方ない」という話。
そうですか、それで良いのですか??
ご飯難民はたくさん居ますよ。
笑える。
2020年コロナ禍に開業した看護師です。ワクワクが止まりません。Withコロナはまだ続きますが、継続していけますように応援お待ちしております。