長く険しかった婚活の記録⑭【彼からの連絡】
彼との別れから5ヶ月後、私は新しい仕事を始めた。
パニック障害が完全に治ったわけではなかったが、発作が起こる頻度は減っていた。
新しい職場、新しい人間関係。
不安でいっぱいだったが、幸い優しい人が多くマイペースに働ける職場だったため、なんとか日常を取り戻すことができた。
やっと普通の生活ができると安堵していたある日、1件のLINEが届いた。
”久しぶり!元気にしてる?”
彼からだった。
何事もなかったかのような軽い文面に、怒りで呼吸が荒くなった。
”元気だよ。どうしたの?”
”どうしてるかなと思って。”
”何で連絡してきたの?”
”いや、気にしないで。忘れて。”
イライライライライライラ!!!
私は電話をかけた。
出来るだけ冷静を装って彼の近況などを聞いていた。
しかし彼が連絡してきた理由を聞いて、私はブチ切れた。
「いや、なんとなく」
ブッチーーーーーーーーン!!!
「はぁ!?なんとなく!?
こっちはあなたと別れてパニック障害になって普通の生活も出来なくなって仕事も辞めたんだけど。
別れるとき会うことも拒否されてどれだけ悲しかったかわかる?
あなたは何も考えてないんだろうけど、自分の行動と発言がどれだけ人のこと傷つけてるかわかる?
もう連絡してこないでもらえる?
お元気で!!!」
スッキリした。
別れて正解だったんだ。
一歩前に進めた気がした。
次回は【とはいえ出会いがない】について書きたいと思います。
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