感想『ミステリーファンのための警察学読本』斉藤 直隆
大好きな作家、麻見和史さんの参考文献に記載がある本書。
調べたところ、図書館の書庫資料にあった!
早速申込・・・
図書館員さんの目線が、やや”引いて”ましたが、好きな本を読む為なら気にしません。
読んでみると、詳しすぎる警察解説書。
警察の階級や警察庁の役割、現役官僚インタビュー(「キャリア批判は不当である!」)、マル暴刑事インタビュー(「お前絶対にパクるからな!」)、著者お薦めの警察小説、そして『ここが変だよ!踊る大捜査線』
ミステリファンならずとも楽しめる一冊。
ドラマや小説で語られない警察のリアル。
階級社会、結婚する時は相手の家族(三親等)まで調べられる、待機所という名の寮・・・
逮捕状請求書や捜索令状請求書のフォーマットまで記載されているとは恐るべし。
ちなみに、2004年発行です。
世の中とともに、今は警察も少し変わっているでしょう。
変わっていることを祈ります。
これを読めば明日から違う目線で警察小説を読めるかも。
ちなみに最後は『正義の電話帳』まで掲載されているサービス付き。
一家に一冊いかがでしょう?