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言語学習・丸暗記の限界とその解決法? 62歳からのロシア語25

格変化表を全部覚える目標⇒挫折という二文字が・・・


 ロシア語学習の大きな壁になる「格変化」を先月は集中的に訓練しようと、1枚目の写真「必携ロシア語変化総まとめ」(白水社)70数枚の表に出ている単語の格変化をすべて覚えようと毎日、つぶやいている。

 つまり声に出して覚えているのだが、予想どおり片っ端から忘れていく。それでも、3週間くらいつづけて以前よりは1センチメートルくらいは進歩しているとは思う。

 だが、やっぱり丸暗記は挫折しますね。それをどうしようかと悩んでいて昨日から実行している解決策が、「標準ロシア語会話」に出てくる例文で一工夫することだ。

単純な例文集だが、文法確認と格変化確認

 この会話手帳には短めの例文が約5000文くらいあるという。その例文を、ロシア語話者にとりあえず通じるレベルの発音で暗唱してしまう! というのがこの会話集訓練の目標である。

 やっていると、少しずつ顔と口の筋トレとストレッチが進み、前に比べれば多少はロシア語が口から出やすくなっていく。

 かすかな効果を感じると、もっと先へ、もっと先へ・・・、目指せ5000例文暗唱!! などと前のめりになりがちだ。

 そこで思いついたのは「ロシア語変化そうまとめ」の格変化表まる暗記に加えて、会話集の例文中に実際に出てくる動詞・形容詞・名詞などの格変化を口で言ってみるのもいいんじゃないか、ということ。

 1日1ページ12~13例文のペースで進めているので、片っ端からやるわけにはいかない。例文から3つの単語を選んで、格変化を口に出して言ってみるのだ。

 さらに文法を確認し、分からなかったり不確かな単語を調べる。そのときに辞書に出てくるたくさんの例文を読む。

 そうなると、また進捗が遅くなってしまうけれど、例文暗唱の前にこの地味な作業をやってみることにした。急がば回れ。こっちのほうが身に付くような気がする。

 つまり1冊は丸暗記、もう1冊は深堀してじっくり理解する。この二つを同時並行すれば、いまことができるかもしれない。
 
 いや、そうなりたい。

 ということで、また明日も少しだけ頑張ってみようと思う。眠い。


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Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト
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