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岡田斗司夫氏が提唱する「朝ノート」をやってみた

思い浮かんだことを、ひたすらノートに書いていく

 たしか、2024年1月30日のことだったと思う。YouTubeで何かを検索して調べ物をしていたら、なぜか岡田斗司夫氏の番組が目についた。

 なぜ、この動画にたどり着いたのか。その当時の日記や従事していた仕事のメモなどを見直しても思い出せない。

 そのころ、ウクライナについてYouTubeチャンネルを含めていろいろ検索していた記憶がある。

 でも、なんでウクライナについて調べていて岡田斗司夫氏のYouTubeにたどり着いてしまったのだろう。謎だ。

 さらに謎なのは、私が昔から岡田氏に注目し著書を何冊も読んでいるわけでもない。岡田氏やその著書に強い関心を持ち続けていたのなら、まだ分かるのだが、そういうこともない。

 だから、彼のYouTube番組を視聴するのも、このときが初めてだった。その内容は、ある著書を紹介する形で次のことを解説していた。

 朝起きてすぐにĀ4判のノートに、何でもいいから3ページ書き、それを誰にも見せない。

1,A4判のノートに3ページ書く。
2,毎朝、起きてすぐに書く。
3、書く内容はなんでもかまわない。
4,絶対に他人に見せない。

 理性脳を疲れさせアーティスト脳を活性化させる

 なぜこんなことをするのか。合理的な思考を生み出す「理性脳」と、思いつきや発想にかかわる「アーティスト脳」の二種類があり、大抵の人はその二つのバランスをとっていると思っている。

 ところが実際には、圧倒的に理性脳に偏っている人が多い。だから、この「理性脳」を黙らせ疲れさせるために、ひたすらノートに文章を書いていくのだという。

 視聴して、確かにそうだなと納得するものがあった。で、さっそく翌日の2024年1月31日の朝から、「朝ノート」を書き始めたのだ。

最初の1日で「メンタルに効く」と強く実感

 ただし、番組のとおりではないやり方だ。100%真似をしたら俺には続かない、と思ったからである。

 まずA4ノートに3ページ書くのは無理なので、普通の縦書きの大学ノートB5判で2ページにした。朝はけっこう忙しいので30分の時間制限もつけて。

 それから朝起きてすぐではない。なぜかというと私の一日の楽しみが朝にあるからだ。

 朝起きてトイレに行き、着替え。アミノ酸飲料を飲んだ後は、朝の散歩にでかけるからである。

 散歩から帰り、トーストとバナナ入りヨーグルトとコーヒーの朝食をとる。ここで一日の最初の活動として「朝ノート」を書く、という順番が定着してしまった。

 最初の一日で強烈に感じたのは、「これは効く!」ということ。メンタルに効くのである。とてつもなく効く。驚愕した。

 ただ、思いついたり視界にはいったものの描写をしたり、考えていることをただ書いているだけなのに、まるで瞑想をしたかのような気分になる。

 目的は、アーティスト脳を活性化させることじゃなかったっけ? でも最初の一日で強烈な体験をしたので、依頼、朝ノートが習慣になった。

 


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Hayashi Masaaki 林克明ジャーナリスト
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