初秋の洞川龍泉寺
みなさまこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
お彼岸を過ぎて、少しずつ涼しくなってきたような気がします。
とはいえ、今年の残暑は厳しかったですね。
私はといえば…
この夏は、左手小指・薬指のしびれにより、なかなか遠出をしていませんでした。
車の運転に自信がなかったからです。
駄菓子菓子。
「そろそろお寺に行きたい」と夫が言うので…
行ってきました。
当初は、京都に向かうつもりでした。
近畿36不動尊霊場の大覚寺・仁和寺あたりです。
ですが、京都はまだ少し遠い。
ならばということで、奈良県洞川にある、龍泉寺に行こうと夫に提案しました。
我が家からは、京奈和自動車道~国道309号線を経て、2時間ほどの道のりです。
洞川なら、行程の半分くらいは山道なので、運転も何とかなりそう。
(山道大好き)
というわけで、9月19日に行ってきました。
洞川は、水が豊富です。
「ごろごろ水」といい、日本百名水にも名を連ねています。
龍泉寺境内では、あちこちで水の流れを目にすることができます。
今年の春に参拝した時、龍泉寺のお坊さんが小さな溝で何か作業をされていました。
何をされているのかな…と思い、手元を見ると。
なんと、御朱印の判やら硯やらを洗っておられる!!
清水の流れる側溝で!!!
「湧き水で道具洗ってますねん。ぜいたくですやろ」
お坊さんは、にやりと笑いました。
確かに、ぜいたくです。
龍泉寺の駐車場に車を停めると、まず見えてくるのが「八大龍王堂」です。
八大龍王について、詳しく書くと止まらないので…
まあ「仏法を守る」「水にまつわる」神様だと思ってください。
ちなみに龍泉寺では、月替わりで八大龍王の御朱印をいただくことができます。
無事8つの御朱印をいただくと、御朱印帳見開きで記念印を押していただくことができます。
今回龍泉寺にお参りを決めたのは、この八大龍王の御朱印をいただく、という意味もあったのです。
八大龍王堂は、内拝することができます。
小さなお堂ですが、天井一面に龍王が描かれています。
その迫力たるや!!
さて、八大龍王堂は後でお参りするとして…
境内をぶらり。
こんこんと、湧き水が流れています。
こちらは「龍の口」です。
ひしゃくがあり、手を清めることができます。
水に触れた夫、
「冷たっ」
と、びっくり(笑)
そりゃ山の湧き水ですからね。
龍泉寺本堂。
ご本尊は、弥勒菩薩です。
弥勒菩薩の脇に、一願不動明王が祀られていて、このお不動さんが近畿36不動尊のご本尊となっています。
初秋の龍泉寺は、気持ちのいい風が吹いていました。
中央の像は、役行者小角です。
龍泉寺は、修験道のお寺なのです。
龍泉寺庭園。
それほど大きなお寺ではないですが、風情のあるたたずまいです。
もう少し秋が深まると、紅葉が色づくことでしょう。
龍泉寺へのアクセスは、それほど良くありません。
■近鉄電車「下市口」駅へ
近鉄電車「大阪阿部野橋」駅から近鉄特急で約1時間
近鉄電車「京都」駅から近鉄特急で(橿原神宮前乗換)約1時間25分
近鉄電車「名古屋」駅から近鉄特急で(八木・橿原神宮前乗換)約2時間40分
■近鉄電車「下市口」駅下車
奈良交通バス「洞川温泉」行終点下車(約1時間20分)
なので、「穴場」とも言えると思います。
↑龍泉寺公式HP
龍泉寺周辺には、いくつか食事処があります。
ただ、ほとんどのお店が小規模なので「5人以上のグループお断り」という店舗もあります。
私はだいたい、お昼は国道309号線沿いにある「ザ・トンネル」に立ち寄ります。
すごい屋号ですが、ラーメン屋さんです。
ただ、この日はお店が休みでした。
なので、奈良県五条まで戻り、「豚珍館」でお昼ごはんをいただきました。
豚珍館もこれまで何度か行ったことがあるのですが、お昼時はだいたい満席です。
人気店なのです。
値段もお手頃、そして美味しい。
そりゃ混みますよね。
さてそろそろ涼しくなってきたことですし…
そろそろ、近畿36不動尊霊場の巡礼も進めて行こうと思っています(*^^*)