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2022年8月 奈良県野迫川村・立里荒神社

みなさまこんにちは。
note連続投稿チャレンジに参加します。

ハッシュタグは#夏の写真、ということで…
一昨年の8月に訪れた立里荒神社たてりこうじんしゃの写真をアップします。

荒神社は、高野山から車で30分ほど行ったところにあります。
交通の便が極めて悪い場所にあるのですが、全国から参拝者が途絶えません。

日本三大荒神の一つで、村の中央にそびえる荒神岳(1260m)の山頂にある神社で、西暦800年頃の創建であるとされており、縁起では空海が高野山開山する際、修業し三宝荒神を勧請したと伝わる空海ゆかりのお宮です。

奈良県観光公式サイトより

私と夫は、だいたい毎年夏に参拝します。
荒神さんは「火除けの神様」としても知られており、参拝する時に台所の火除けのお札をいただくのです。

鳥居をくぐり、参道を歩きます。
あー、後姿がカッコいい。
(読み流してください)

標高が高いので、夏でも涼しいです。
8月でも、下界とは全く違う空気が漂っています。
ひたすらに清々しい。

境内からは、遠く吉野の峰々をのぞむことができます。
季節によっては雲海も見られるようです。

この年、手水舎は使用不可になっていました。

さて、拝殿まで長い長い石段を上ります。

拝殿までの参道には、奉納された鳥居が並んでいます。
全国的に見ても、白木の鳥居が連続しているのは珍しいそうです。

山の空気が気持ちいい。

時折立ち止まりながら、長い長い石段を上ります。
下りてくる参拝者とあいさつを交わすこともあります。

あと少しで本殿です。

この年、不思議なことが起こりました。
本殿まであと少し、というところで…
横笛の音が聞こえてきたのです。

それほど大きな音ではなかったのですが、はっきりと聞こえました。
夫も、
「笛の音やなぁ、誰か吹いてるんかな」
と言ったので、間違いなく聞こえていました。

笛の音が聞こえたのは、ほんの短い時間です。
おそらく本殿で、誰かが吹いているのだと思っていました。

長い石段を上り、ようやく本殿に到着しました。
が。
人の姿は見えません。
私と夫の他には、誰もいなかったのです。

笛の音が聞こえてから本殿までの石段で、下りてくる人とすれ違うこともありませんでした。

では、いったい誰が笛を吹いていたのでしょうか。
不思議に思いましたが、ひょっとしたら本殿の中で誰かが笛を吹いていたのかもしれない、と思ったのです。

ともかくも、夫と参拝をしました。
二礼二拍手一礼をした時、すーっと涼しい風が通り抜けました。

参拝を終え、石段を下ります。

石段の脇に、愛らしいヤマホトトギスの花が咲いていました。

祈禱殿で、ご祈祷をしていただきました。
ご祈祷が終わってから、本殿でのことを宮司さんに聞いてみました。
この日、本殿の中で誰かが笛を吹いていたのか、を。

答えは「否」でした。
この日、奉納楽の予定はなく、またそのような人もいない、とのこと。

あの横笛の音は何だったのか。
私はスピリチュアル現象については、ほとんど信じていません。
でも確かに、夫も私も笛の音を聞いたのです。
未だ謎です。

今年も、お盆明けごろに参拝しようと思っています。

ところで…

いつも交流いただいている、三羽烏さまの企画をご紹介します。
100人のnoterさんと、令和版百人一首を作ろう、という素晴らしい企画です。

この企画は『令和版百人一首 恋の巻』を noter の皆さんと一緒に創ろうという試みです。
百首を春・夏・秋・冬・他の5部門に分け、それぞれの部門ごとに二十首を選び出し、百人一首とします。
百人の noter さんと綴る百人一首にしたいと思っています。
素晴らしい恋のうた、お待ちしております。

募集記事より

みなさま、ふるってご参加ください!


#夏の写真

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中岡 始
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