自己紹介「私、絶滅危惧種の鍼灸師です!」
東京都国立市で、「おおくにたま鍼灸院」を開院しています、三上創です。名前は「はじめ」と読みます。
東京都の府中市で約8年間鍼灸院を営み、2023年の2月に、国立市へ移転しました。
きっと「鍼灸院」と聞くと、「東洋医学」という言葉が真っ先に頭に浮かぶ人が多いはず…
でもですね…実は「鍼灸院」だからと言って、東洋医学に基づいた施術をやっている訳ではないんですよ!
むしろ、ほとんどの鍼灸院は「筋肉」や「神経」という、「西洋医学」的な解剖学に基づく施術をやっていると言っても過言ではないのです!
意外に思った方も多いはず。
鍼灸院だからといって、東洋医学を行っているとは限らないんです。
ちなみに私は、東洋医学の中でも、日本の土壌で育まれた伝統的な鍼灸技術を継承していて、ほぼ絶滅危惧種と言っていいほど、珍しいことを行っている鍼灸師です。
私、鍼灸学校を卒業してすぐ、奈良へ行き、「内弟子」となって3年間鍼灸修行をした経験があります。
師匠につき、目で見て、肌で感じ、鍼灸技術を学びました。
今どき、「内弟子」という経験をした人も珍しいはず。
師匠から技術を、盗むというか、師匠の一挙手一投足をみて、全身で鍼灸を学ぶ経験をさせていただきました。
連綿と受け継がれてきた鍼灸の技術を、歴史上の一点として継承できたこと誇りに持ち、日々来院していただく方と向き合わせていただいています。
また、鍼灸院というと、「肩こり」や「腰痛」の方が来院する印象があるかも知れませんが、私の鍼灸院には、「糖尿病」や「ガン」、「アレルギー疾患」や「難病」と呼ばれる症状をかかえた方も多く来院されます。
症状を持った方だけではなく、元気な方もたくさん来院する、珍しい鍼灸院なはず。
赤ちゃんも子どもも、たくさん来ます。お腹の中にいるときから、私の施術を受けている子がいるくらいです。
全く症状のない方や、人生をより豊かにしたいと思っている方、運気を上げたいという方(笑)も来院される鍼灸院です。
私、世界中の伝統医学に興味もあって、インドのダラムサラまで行き、チベット医学も勉強させていただいた経験もあります。
ハワイのロミロミを、しっかりと現地で習ったからから教えていただいたこともあるのですが、習っているとき、昔の按摩技術に通じていると思ったのです。
世界中にある伝統医学は、きっと深い部分で繋がっている。
私も伝統医学を継承し、日本の伝統医学の素晴らしさを知っています。この素晴らしい技術が、後世にしっかりと残って欲しい…
趣味は「人のからだを診ること」
私が鍼灸師であることは、「仕事」であり、「生きがい」であり、自分が負い持った「役割」であると思っています。
小説やドラマ、映画に出てくる病に倒れてしまう方を、どうやったら診ることができるだろう…と必死で考えてしまうような性格です。
私、鍼灸師として夢があるんです。
私には子どもが二人いるのですが、二人とも、生まれてすぐに小児の集中治療室(NICU)に入った経験があるんです。
幸い、二人とも元気なまま入院していたのですが、私は自分の人生を変えるような経験を、NICUでしたんです。
NICUには、重篤な疾患をかかえた赤ちゃんたちが入院していて、お母さんが、手のひらに乗りそうな赤ちゃんの手を握り一日中握り、祈るようにしている光景を目にしました…
また、NICUの隣には、小児のガン病棟が隣接していて、自分たちの病室を、まるで子ども部屋のようにデコレーションし、帽子を被って病と向き合う姿を見させていただいたんです。
私は、心底そこにいる子どもたちに鍼やお灸をしたかった。
古から伝承されてきた技術で、少しでもみんなを笑顔にしてあげたいと思ったんです。
…でも、私がいくら鍼やお灸をしたいと言っても、きっと、東洋医学に対する認知度も低いし、お医者さんだって東洋医学の施術に関して、知らないことも多いかも知れない。
私は、自分の鍼やお灸が、自分が技術を届けたい人に、簡単に届かないことを知りました…
私は、自分の技術を、ちゃんと届けられる鍼灸師になりたい。そう願った時から、私の夢は決まったんです。
私の二人の子どもたちが、私に大きなプレゼントをくれました。
子どもが教えてくれた経験が私を支え、日々ブログを書いたり、東洋医学をより多くの人に知ってもらうと講座を行ったりしています。
まだまだ自分の夢に届いている気はしないのですが…私は、私のできる最大限のことを日々し続けていきたい。
世の中変えようとか、そんな大きなことを考えている訳ではないのですが、東洋医学には、大きな可能性があると信じているんです。
たとえ、電気や、ガスや、水道がとまっていても、東洋医学の方法論は、どんな時も、どんな場所でも、たとえ国は違っても、人のからだを診ることができる。誰かの笑顔をつくることができる。
世界は、いつ何時、大きく様相を変えてしまうのかわからない世の中を、私たちは生きています。
こんな世の中だからこそ、多くの人が自分たちの「からだ」や「こころ」を知り、自分たち、家族、周りの大切な人を救ってあげる知識があることが、自分を支える大きな支柱になり得ると私は確信しているのです。
多くの人に東洋医学の底力を知ってもらいたい。
ワクチン接種をしないと決めた方々、昔はどのようにして対処していたのか知っていますか?東洋医学は歴史を通して、知識と経験を蓄積してきたんです。
今こそ、東洋医学の知識が役に立つ時代がやってきたと私は思っています。
私、東洋医学を生業にしていますが、西洋医学を否定しません。むしろ、西洋医学は救いの医学だと考えています。
東洋医学は、「病の原因はあなたの生活にある!」と、人に優しくない側面もあるんです…西洋医学は、「あなたの生活は悪くなかった。細胞がエラーを起こしただけです」という細胞病理学説に基づいている分、救いの医学なのだなぁと私は思っているくらいです。
私は、今の時代にあった新しい医療として、優しい東洋医学をつくりたい。
そして、必要な人の元に東洋医学の知識と経験、技術を届けたい。届く世の中をつくりたい!
もっとひろく、東洋医学の施術を受けるという選択肢をひろげていきたい。
善意を押し付けることなく、東洋医学が当たり前になる社会を目指したい。
そんな夢を持っています。
…やりたいこと、たくさんあります。
面白いやつがいるなぁと思った方、是非応援よろしくお願いいたします!
スキやコメントいただけたりすると、めちゃくちゃ喜びます。みなさんの思いも聞いてみたいです。
みなさんが知らない、東洋医学の世界をお伝えしていきたいです。
私は、私の夢を叶えるために生きていきたい。
人生かけています。
私には私が夢に描く未来が見えているんです。未来で会いましょう!
読んでいただき、ありがとうございました。
Photo by Haruna Shiraki