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「鍼灸院」「整体院」が生き残る方法を、「珈琲業界」から学ぶ

私は、東京都内で鍼灸院を営み約10年、多くの方々に出会わせていただきました。

日々、人のからだを診る中で、ふと、毎日自分で淹れている珈琲について考えてみたんです。

「世間一般の人が、自分のセルフケアにかける時間と、珈琲を淹れる時間、どっちの方が多いのか?」と。

私たちは、珈琲を飲む時間以上に、自分のからだに向き合えているのだろうか?

珈琲の淹れ方だけではなく、珈琲全体を学ぶことによって、東洋医学や、鍼灸を深掘りできるのではないか?と。

この文章は珈琲業界からセラピスト業界が学んだことがいいことを考えてみた、私の「夏休みの自由研究」みたいな文章です。

珈琲を、毎日自分で淹れて飲む人は多いはず

私、1日に3杯は、珈琲を自分で淹れて飲みます。

手挽きミルで珈琲を挽き、お湯の温度をはかって、時間をはかって珈琲を淹れます。

珈琲が淹れ終わるのに、いろいろな手間を含めて5分。ソファーに座って、約10分。計15分。

これを1日3回、約45分、珈琲のために費やします。

珈琲を飲むことは私にとって、儀式のようなもので、珈琲を飲むことによって、自分にかえる、「余白」のよう時間がつくれるのですね。

珈琲は、なぜこんなにも愛されるのか?

毎日珈琲を淹れ、私、珈琲に嫉妬したんです。

珈琲は、めちゃくちゃ愛されていると。

珈琲は、なぜここまで愛されているのか?

そして、鍼灸院は、なぜこんなにも愛されないのか?笑

今まで、珈琲は自分で淹れることが専門だったのですが、喫茶店に行き、プロの技に触れ、珈琲の魅力を学びたいと思ったんです。

隣町にある、こだわりの珈琲屋さんとの出会い

そんな中、珈琲を研究していると言ったわけではないのですが、ふと、ご紹介いただいたのが隣町にある、知る人ぞ知る、こだわりの珈琲屋さんだったんです。

隣町の珈琲屋さんの珈琲は、よい意味で変わっている。お店の顔である珈琲が際立っている。飲めば分かる。

よいものは、よいんです。説明されなくても、よいとわかる。まぁ、好き嫌いは、誰だってあります。

説明されないとわからないものって、それまでなのだと思うのです。

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