映画レビュー(194)奈落のマイホーム
シンクホールで地下500メートルに陥没したマンションの住人たちのサバイバルを描いたパニック映画。
よくできているけど、ある意味定石通り。
キャラクターたちも、最初の印象は最悪だけど、困難を通して相互理解していきラストは絆が生じる、という王道中の王道のストーリー展開で、逆にシナリオとか勉強している人にとっては、ある意味予定調和的かも。
ただし、映像的には実にうまく、ラストまで気を緩めることなく一気に引っ張られた。職人的な技かもしれない。
この作品で言いたかったことは、マイホーム絶対主義、それにまつわる韓国社会の見得の張り合いなどに冷や水をぶっかけることだろうなあ。