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大学の教員はまさに"Learning by Teaching"
Learning by Teachingという言葉は私が高校で教師をしていた時に高校生たちが企画した取組で、生徒の好きや関心に基づいた授業を生徒が行うことで、教える生徒も教わる生徒も学ぶことができる、というプログラムの名前です。
大学教員生活も4か月半ばを過ぎ、前期が終盤に差し掛かっています。今、この数か月を振り返って感じるのは授業準備に時間をかけたな、ということ。今学期は効率度外視で、とにかく教えるトピックを掘り下げて調べること、どう発問すれば学生が深く学べるかを試行錯誤すること、毎回書いてもらうミニットペーパー(振り返り)を読み込んで次の講義に反映することをしっかりやってきました。自分が実務で体験してきたことをどうしたら面白く学んでもらえるか。そこから更に様々なトピックについて調べること、取材すること、今も実務についている人に意見を求めることをやってきました。まさにteachするためにlearnを継続してきたのですが、つくづく教えることって人に刺激を与えつつ、教える自分も学修できるお得な活動だなあと思います。ちなみに、旅行系資格系講座で旅行業法・約款というものがあり、仕事していた時はテキストを読んでも中身がなかなか頭に入ってこなかったのに、学生に教えるとなると、必死で復習するから不思議です。試験に合格したあの頃よりも今の方が理解している・・・絶対そんな気がする。
後期は高校と大学の社会人講座で観光英語を教えることになりそうです。高校生からは高校生ならではの、社会人の先輩方からは社会人ならではの刺激やアクションをもらえそうで授業準備が楽しみ。自分の中で、まずは中学・高校・大学・社会人制覇やな、と謎の達成感を感じつつ、後期はホスピタリティ論、ホテル英語、エアライン英語などの実技系講座も出てくるのでそのネタ集めも今からわくわく。論文も書くし、なんだかやりたいことが沢山あって超忙しい夏になりそう。