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落ち込んでいても、わたしはげんきです(日記104)

今朝は、なんと、就労移行支援のときのおともだちと、モーニングを食べに行った。

水曜日にうつがやってきて、木曜日はちゃんとがんばって1日仕事をすることができて、金曜日は役所へ手続きに行く用事があったので早退させていただいて、そして土曜日の今日。
朝8時半に待ち合わせをして、1時間ほど、おしゃべりをした。

調子が悪くなったときに、なぜかそのおともだちからLINEがきて、


「そろそろ調子悪くなってない?大丈夫?」


と書いてあって、びっくりして、調子悪くなっていることを伝えて、今日会うことになった。


なんでわかったの?と聞くと、いや~、なんとなく。と、わらっていた。


1時間他愛ないおしゃべりをして、解散。
すがすがしい朝だった。



そのまま、わたしは就労移行支援へ。
働き始めてからの、振り返り面談のために、担当支援員さんのもとにおもむいた。


就労移行支援へたどりつくと、そこには、Kさんの姿。
わたしはうれしくなって、ぺこりと会釈をした。
Kさんも、こちらをみて、ぺこり。
こころがほわっと、あたたかくなった。


Kさんとがんばったこの夏のことは、こちら。
Kさん、元気そうでよかった。


支援員さんは、水曜日にわたしが調子が悪くなって早退していることを知っている。

どうですか?という問いかけから面談は始まって、水曜日の朝急にしんどくなってしまったこと、うつの予兆は全然なかったこと、どんなことがしんどかったか、職場で調子の悪さをお伝えしたときにどんな対応をしていただいたのか、同居人氏たちがどういうふうにお話を聞いてアドバイスをくれたのか、全部お話した。


ひととおりわたしの話を聞き終えた支援員さんは、まず、


ご同居の方は、ほんとうにすばらしいですね。
適切なアドバイスだと思います。


と言った。


そこでやっぱり、わたしは、ひとに恵まれているなあと思った。


同居人氏1は、昨日の夜、わたしにこんなことを言ってくれた。


ひとのケアをたくさんしてきたはじめだからわかると思うけれど、ひとにやさしい言葉をかけるということは、自分の身を削ることでもあるんだよ。
だから、今会社でサポートしてくれている上司のひとが、やさしいことばをかけてくれたということは、その人は、その人自身を削って、ことばをかけてくれているということだと思う。
そのことを忘れたらいけないよ。
そういう上司のやさしさに応えるために、はじめができることは、「自分を大切にすること」だと思うよ。
自分を大切にするってことは、自分のことを労わるっていうこと。
だから週末は、好きなことをのびのびとやって、自分をちゃんと労わってあげられるといいね。


わたしは、同居人氏1の言葉に深くうなづいた。


同居人氏2は、こうも言ってくれた。


せっかく会社に入れたからって、ねこをかぶっちゃダメだよ。
いずれは必ずばれること。
今いい顔をするんじゃなくて、先のことを考えたら、今はじめちゃんがすべきことは、素直に伝えることだよ。
自分の状態を素直に伝えてみなよ。
きっと大丈夫だから。


わたしは、そんなふたりのことばで、上司に素直に話をしたり、支援員さんに素直に話をしたりすることを、ためらわずに済んだのだった。


担当の支援員さんは、こうも言っていた。


今回調子を崩したときに、会社の方々がとってくれた対応は、よくある対応ではないと思います。
ほんとうにサポート体制がしっかり整っている会社だから、やっていただけたことだと思いますよ。
よい会社に入れて、よかったですね。
こうはいかない会社もたくさんありますから。


わたしは、そうかあ、わたしはやっぱり、人に恵まれていて、いま、ありがたい場所にいられるんだなあと思った。


水曜日の朝、うつに傾いてしまったとき、同居人氏たちは、わたしにこう言った。


はじめはさ、就労移行支援に通いだしたときも、こうだったよ。
週1日とか、週2日とかの通所しかないのに、しんどい、つらい、こわい、行きたくないって、泣いてた時期があったよ。
それでたくさん面談の時間をとってもらったりしていたよ。
でもさ、最後には、ふつうに通えるようになったよね。
週5日、ときには週6日、朝から最後まで、通えるようになったよね。
だから、大丈夫だよ。
できるようになるよ。
できるようになったんだから。大丈夫。


忘れてしまっていたことを、覚えていてくれて、思い出させてくれた。
そうだった、わたし最初は、できなかった。
ちいさなちいさなハードルを越えられなくて、困って、不安で、泣いて、立ち止まって、でもなんとかよじ登って、そのたびに少しずつ自分を信じることができるようになっていった。


支援員さんともその話になって、


そうでしたね。はじめさん、最初はよく、面談の時間を多くとられていましたね。でも最後には、ちゃんと通ってました。
だから今回のことも、「今」だからこその壁なんですね。


と、言ってくれた。


今だからこその、壁。とてもちいさい、ほんとうにささやかなハードルなのだけれど、わたしにとっては、まずこれを越える必要があるのだな。
これを、勇気をもって越えることができたなら、また、次のちいさなハードルがまっている。
それをまた、勇気をもって飛び越えて、少しずつ、ほんとうに少しずつ、進んでゆく。
それを繰り返していくことが、この障害とともに生きていくということなんだなあと、思った。


今もまだ、本調子ではないけれど、水曜日の朝みたいに、どうしようもなくて、こころが不安で満たされて、息が苦しい感覚は、なくなった。



就労移行支援の帰り道、わたしは、ドラッグストアで、あたらしい口紅を買った。
今までつけていた色とは違う、少し大人びた、落ち着いた色。
これを付けて、月曜日は出社してみようかな、って思った。
そんなことを自然と思えるような状態になれたことが、うれしかった。


落ち込んでいても、わたしはそれなりに、げんきみたいです。
鬱になったら、終わりじゃない。鬱になっても、また、鬱じゃないときが必ず来る。
だからこそ、この時期を乗り越えましょうね。目をつぶってでも、乗り越えましょうね。
がんばらずに、がんばりましょうね。
戦わないことを、がんばりましょうね。
わたしもそうします。



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はじめ
投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい