一歩動く日(日記87)
今朝、ゴミ出しに外に出たら、誰も歩いていなかった。
あれ?この時間はいつも人がたくさん歩いているのに、なんでだろう?と思ってから、ああ、そうだ、世の中は「お盆休み」なんだと、思い至る。
就労移行支援に「お盆休み」はない。ついでに言うと、「ゴールデンウィーク」もなかった。
さすがに年末年始はお休みだけれども、それも、12/31から1/3までで、1/4からはもう通所が始まっていた。
わたしは今年のお正月、実家に帰るつもりだったから1/4は休みをとったけれど、他のみんなは通所していたんだった。(しかも、熱を出して結局実家には帰らなかった!)
もう夏だ。
今日も通所なのだけど、今日はちょっと特別な日。
スーツを着て、通所する。
あらたな実習の相談のために、支援員さんと一緒に、お出かけするのだ。
お出かけする先は、ここ。
東京都がやっている、「しごと財団」というところ。
ここでは、働きたいひとのために、様々な支援をしてくれる。
わたしのように、障害者手帳を持っているひとも、そうでないひとも、対象になっている。
ここでわたしは、今日、相談をする。
相談するのは、この2つ。
就労を見越した実習をするのか(実習終了後、企業側も、こちら側も、双方合意が取れたら、採用面接に進む)
とりあえず経験だと思って、就労は無関係の、職業体験的な実習をするのか
どちらにするかで、ここ最近ぼんやり迷っていて、今日もまだ、決め切れていない。
とりあえずお話を聞きにいきましょう、と、支援員さんは言ってくれていて、わたしもそのつもりでいる。
でも、お話を聞いたら、その場で気持ちがどちらかに傾くかもしれないし、それはまだ、わからない。
わからないのだけれども、どっちにしても、今日の相談がまた、わたしのあたらしい「一歩」になることは間違いない。
もう夏だ。夏になった。
わたしはまたあたらしく、進むことにする。
どんな一歩になるかは、まだわからない。
わからないけれども、少し不安で、少したのしみだ。
わたしのお盆は、冒険の一歩。
慣れないスーツで、汗を拭きながら、一歩一歩、進もうと思う。