綺麗な勝ち方
今日は元ホストで現在は実業家などをされているROLANDさんの本を読んだ。
辛い下積み時代を乗り越え数々の歴史を作ったナンバーワンホスト。
そんなローランドさんにも調子の悪い時もあったみたいで、でもその時は美しく負けることを選んだと書いてある。
自分を安売りしてナンバーワンになるぐらいなら、努力をした上で潔く負ける。
目先の数字以上に自分の信念を貫く、とにかくかっこいいと思った。
とあるYoutubeの動画では、「マナーの悪いお客様が来たら出口はあちらですとご案内する」と話していたのが印象的で、時には人を選ぶんだと思った。
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同じようなことを、最近お世話になっている保険の営業マンからも聞いた。
「契約後も長くお客様とは付き合っていかないといけないから、マナーがあまりにも悪かったりモンスター化しそうなお客様がいたら契約にならないように話を進める」と話していた。理由は「契約後に不必要に労力をその人に割くことになり、営業活動ができなくなるから」だった。正論すぎた。
営業マンだって人を選んでもいいんだ、その視点が私にはとても新鮮だった。
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私は不動産の営業をしているが、今の職場ではお客様を選ぶことができない。
どんなに面倒そうな人でも、今後は関わりたくないと思った人も、とにかく契約。
私は上司に「あのお客様にこの住宅を買ってもらいたくない」と伝えることもあるが、その意見はまず通らない。
でもお客様からクレームでもあれば、その対応の窓口は私になり、グチグチ文句を言われ続ける。(だから契約しない方が良かったじゃん、って思う)
契約になればもちろん数字はつくし、賞与も手に入るし、成績もあがる。
だけど、自分が心の底から「この人に買ってもらいたい」「この人にこの住宅で楽しい生活を送ってもらいたい」と思えない人に契約させた数字に、果たして何の価値があるのか私にはまったくわからない。嬉しくもない。
可もなく不可もない営業成績の私は、上位の優秀と呼ばれる人たちを見てすごいなと思ったり、落ち込んだりしていた。
でもローランドさんの本を読んで、他の営業がどれだけ契約数を取っているか気にしなくていいように感じた。
数字はどれだけ住宅を販売したかを教えてくれるけど、どう販売したかを教えてはくれないから。(ローランドさんのある名言の言い回しを真似しました(笑))
それは自分より契約数が多い人にも、少ない人に対しても。
私がこんなことを言うのも100年早いのかもしれないけれど、数だけでなく同じかそれ以上に質(中身)も大切だと思った。
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不動産の営業マンも人なんだし、お客様は神様ではないし、人と人とのお付き合いなんだから、自己責任で付き合いたくない人とは付き合わない選択ができるべきだと思った。
裏を返せば、自分も選ばれるような市場価値の高い人間になっていかないといけないということなのだが。
「この人の人生を今以上に幸せにするお手伝いをしたい」そう思えたお客様からの契約で埋め尽くしたいと思った。
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