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こどもってやっぱりいいな

今日は年中・年長の子どもたちが待ちに待ったリトルオリンピックが行われ、朝から保育者や保護者も加わりながら、笑顔と感動に包まれた一日となりました。
イベント準備から本番、片付けに至るまでの長くてあっという間の一日を振り返り、子どもたちや支えてくれた仲間たちへ感謝を込めて、子どもたちの姿から思ったことを書きたいと思います。


雨上がりの早朝準備と園庭の整備

べっとりと靴の裏につく粘土質の土を見ながら、「果たしてこの状態でリトルオリンピックは無事に開催できるのか?」と不安が募った昨日の帰り道。ホームセンターで砂を買い込み今日に備えました。

早朝、ようやく雨が上がった園庭に立つと、頼れる中堅の男性保育者が奮闘してくれ濡れないようテントのように工夫して設置してくれたブルーシートのおかげで、地面の被害は最小限に抑えられていました。
一生懸命準備してくれたのだから、次に頑張るのは私の番です。

最新のAIニュースなどを聞きながら、黙々とブルーシートをはがした後、ぬかるんだ部分をトンボやスコップでそぎ、乾いた地面をできるだけ出したら、乾かしていきます。
その間に、配信や音響用のケーブルを配線し、カメラとスピーカーとマイクをセットして、目標の8時ギリギリに配信の準備が整いました。
そして、320キロの砂を出勤してきた保育者みんなで敷いて、ぎりぎり8時半の子どもたちの登園に間に合わせることができました。

子どもたちが登園し、オープニングを迎えた頃にはおひさまものぞいてきていて、安心してスタートを切ることができました。
手をつなぎながら笑顔で入場する子どもたちの姿に、頑張って準備してよかったと肩の力が抜けました。

年長組の冒険:パレードから忍者修行まで

午前の年中は自分のやりたいことを小グループに分かれて楽しみました。

パレードでは、子どもたちが手作りのお神輿を掛け声に合わせて運び、忍者修行では保育者との対戦に本気で挑む姿が印象的でした。海の世界をテーマにした遊びでは、交通事故も起きてしまいましたが、全体としては自分たちの作った乗り物で走るのを楽しめていました。
その他にも競争や水遊び、バレーボールの遊びに夢中になっている姿もステキでした。風船をアタックしたり、手作りのルールで試合を楽しむ姿は微笑ましく、全力で駆け抜けるその姿が眩しかったです。
花火の打ち上げを最後に、子どもたちは充実感いっぱいでこの日を終えることができました。

子どもたちのみならず、保護者の方も柔軟に参加してくださり、安心した表情の子どもが多い印象がありました。(アーカイブ配信をするのですが、こちらには載せられないのがとても残念です。私の文章力では到底語りきれません)

年長組のグループ対抗ゲームと白熱のリレー

年長では自作の工事車両を使って物を運ぶゲームを実施。
練習試合では得点が0点のチームもいましたが、当日までに改良に改良を重ねて、チーム全員が一丸となって高得点をたたき出す姿が印象的でした。
リレーでは自分たちで走る順番や戦略を考え、多くのポイントを取るためにチャレンジをしたり、走りたくないとなったこと一緒に走ってくれたり、アンカーはすべてのポイントを総ざらいして大歓声の中でのゴールとなりました。

子どもたちの全力プレーに感じる成長

リトルオリンピックでは、何か報酬や賞状があるわけではありませんが、子どもたちは純粋に全力で楽しみ、勝利に喜び、敗北に悔し涙を流す場面も見られました。
自分の気持ちを全開で仲間に伝え、一生懸命に取り組む子どもたちの姿を見ていると、いったい人生の中で、何の報酬もないのにここまで一生懸命になれる時期ってどのくらいあるんだろう?と考えてしまいました。本当に素敵な姿でした。
子どもたちの姿から、たくさんの気づきや感動をもらえるなと心底思いました。

支え合う保育者たちへの感謝

この日を無事に終えられたのは、担当保育者が手探りながらも一生懸命に計画を立て、子どもたちのやりたいことを引き出してくれた直接的な援助。そして、陰でサポートしてくれたフリーの保育者の尽力があったからこそです。保育は保護者の方や保育者が一緒にタッグを組んで作り上げるものであり、私たちが共に一丸となって支え合うことで、子どもたちに大切な経験を提供することができるのだなと改めて感じました。

このリトルオリンピックを通じて、保育という仕事の魅力を改めて実感しました。
子どもたちの成長や笑顔に触れ、一緒に喜び、共に泣ける瞬間があることは、保育者にとっての何よりの励みです。
これからも保護者の方や子どもたちと一緒に、こんな素敵な日々を大切にしていきたいと感じた一日でした。

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