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雪かきと働き方改革
今日はクリスマス。
素敵な日をお過ごしでしょうか?
さて、冬の到来を感じさせる季節となり、雪がちらつく程度の日もあります。
本格的な冬がやってくると、雪かきが欠かせなくなります。
今回は、向山こども園での雪かきの取り組みと工夫について書いてみたいと思います。
雪かきと働き方改革の両立
向山こども園は2万㎡という広い敷地を持つため、以前は雪が降ると職員総出で雪かきをするのが当たり前でした。
しかし、働き方改革が進む中で、保育者に雪かきの負担をかけることは避けるべき課題となりました。
保育者の負担軽減と園全体の残業代削減の観点から、現在では保育者やスタッフさんがが雪かきをすることは基本的にはありません。
その代わり、私自身が雪かきを担当しています。
しかし広い園内での雪かきを全て手作業で行うのは非効率的で体力的にもほぼ無理です。
加えて、タイムリミットとして、朝7時半には子どもたちが登園を始めるため、それまでに雪かきを終える必要があり、効率的な方法が求められます。
機械化による作業効率の向上
そこで導入されたのがホイールローダーやローダーといっ重機です。
ホイールローダーは免許がないと運転できないのですが、駐車場や園の前の道路など広い範囲を短時間で除雪できる強い味方。
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また、細かい部分にはローダーを使用します。
この機械は私の私物で、一番最初に買った重機です。
幼児教育施設で重機?と必要感を伝えることができなかったので、自分で飼いました。
今ではこのローダーはなくてはならない相棒です。この重機の素晴らしいところは、雪をシャベルですくい、自身の荷台に積み込むことができるところです。効率的かつ便利です。
![](https://assets.st-note.com/img/1735124351-nExv2up5daD3R8ziOo6mtQye.jpg?width=1200)
使用しているローダーはイタリア製の「コルミディ」という車体で、日本国内には同様の機械が少ないため重宝しています。シャベルと荷台が一体となっているため、一台で多くの作業がこなせる優れものです。
融雪剤の散布と安全確保
除雪に加えて重要なのが、融雪剤の散布です。
特に向山こども園の敷地は坂が多く、子どもたちが滑ったり、子どもを抱っこした保護者が転倒するリスクを防ぐために欠かせません。
散布には肥料散布用の道具を改良して使用しています。この道具は25キロの融雪剤を一度に投入可能で、散布量や範囲を調整できるため、効率よく作業が進められます。
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一回の散布で50キロほどをまくのですが、気温が低い日が続くと使用量が増え、コストもかさみます。
園では常に5袋以上の融雪剤をストックして、突然の降雪にも対応できる体制を整えています。
子どもの安全と保育者の負担軽減を両立
働き方改革の一環として、具体的な機械化や備品の導入により、保育者の負担軽減を図りつつ、子どもたちの安全な環境づくりを進めています。
雪の日でも保育者が無理なく勤務できる体制は、子どもたちにとっても安心につながるはずです。
冬の雪かきはちょっと朝が早くなる作業ですが、こうした工夫によって保育環境を整え、これからも寒い季節を乗り越えていきたいと思います。