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50代から逆転できるよ。
私は55才。小さい頃から、いつも他人と違うことをしてしまう性格でした。
小学生の頃は、自分の夢のクルマのカタログを鉛筆で書いて作っていました。中学生の頃は、毎週休みになると水彩で静物画を書いていました。高校生の頃は、流行りのヘヴィメタルバンドを結成し、学園祭でヘタな演奏をしました。大学生の頃は、わびしい自分のことを短編小説にして、同人誌に投稿しました。
そんな私も大学卒業後、百貨店のサラリーマンになりました。バブル末期だったので、ちょっとロン毛の大学生でも入社できたのです。
私は、難題を与えられるとガンバってしまうタイプです。サラリーマンになると、「24時間働けますか?」という時代の波に乗って終電まではたらきました。
ずっとバイヤー等責任ある仕事をさせてもらっていましたが、50才を前にして違う部署に異動になりました。営業部長に反論するタイプでしたから、飛ばされたのです。
オッさんになって初めて営業担当になりました。富裕層の奥さまに宝石や絵画を売るのですすが、現場で販売することも初めてでした。
ただそのおかげで、私自身の魅力に気づくことになりました。
興味があることは、何でも首をつっこみたくなること。これが私の魅力でした。お客様が家庭の事などを話し出すと、どんどん聞きたくなります。そうすると、お客様はどんな話したくなります。そしてお買い物をいただけるようになりました。
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私は、気づいて欲しくても誰も反応してくれない時のことを知っています。小さい頃からずっとそうでしたから。ただ、気づいてコトバを返してくれた時の喜びも知っています。あまりないことなので、どんな顔をしたら良いか分からないくらい嬉しいです。それでお客様の変化に気づいて声をかけたら、提案する商品がどんどん売れるようになったのです。とくにコロナの時期の2020年は、社長賞をもらえるくらいの結果を出せました。
そして50才を過ぎて、ショップの販売スタッフになるよう辞令が出ました。辞令を手渡す役員からは、「驚いたと思うけど、大事な任務なのでガンバってくれ」と言われました。また、新しい所属先の部長が同期の女性だったので、「足立くんしかお願いできないと思ったからガンバってね」と言われました。「エライ方々」がわざわざ私に声をかけてくるので、どんなに大変なのか不安な感じはしましたが、一方でワクワクする感じもありました。ドラマで事件が起こった後CMが始まった時の気持ちです。
新しい配属先は、会社が提携しているフランスのラグジュアリー(ハイ)ブランドの店員。ショップ販売員の方にとっては名誉な職場のようですが、その時の職場環境は、すさんでいました。
その高級ブティックに配属されているのは、私を含めて「優秀だけど、トガって使いづらい」人たち。近年は契約社員を補充しても、彼女たち「先輩」の高い要求に応えられず離職率が高まっていました。
私は勝手に「エライ方々」の特命だと思ってガンバりました。商品の特徴や販売の仕方も分からないながら、私の魅力を全面に出して、接客しました。
それから1年くらいすると、ブティックの離職率がゼロになりました。
私は自分の売上が作れるようになった後、同僚の女性たちの変化に気づき、積極的に声をかけるようにしました。お客様に声をかけるのと同じ手法です。
今では同僚のみんなが、私が出勤すると私の変化を見つけて声をかけてくれます。私もすぐに彼女たちの変化を見つけます。こうして私の職場は、楽しくなりました。
そしていま私は、新しいチャレンジを始めました。50代の同世代のみんなが再び輝けるような社会を作るのです。お互いのことを讃えあって、自分らしい人生になるように。
あなたの魅力をちゃんと出したら、もっと輝ける場所があるはずです。50代からの大逆転は、みんなできます。楽しいことをやって生きていきましょう♪。
FPやライフコーチをお探しでしたら、私もやってますよ♪
https://www.ginza-coach.com/coaches/view.cgi?username=2409NY4599