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死ぬ時に、感謝されていたいので。
昨夜、なんでコーチングしているのかと聞かれたので、タイトルのような答えをしました。
私が死ぬまでしたい事は、何なのか?
ここ数年考えて出た答えが、
「いろんな人の話を聞いて、その人を勇気づけてあげたい」ということでした。
新しいことを、勇気を持って始めよう。そう感じた時、みんなすごい笑顔になります。私の目を見て、「ありがとう。」と言ってくれます。
こんなことが毎日続いたら、どんなに嬉しいでしょう。常に笑みを浮かべているので、電車の横に座っている女子高生は、きっと通報するでしょう。
営業やショップでの接客をしていた時、お客様や交渉先と話すのは楽しみでした。だって、私との時間が始まれば、きっと幸せになるのだから。そう思えるようになったのも、これまで「ありがとう。」の言葉をいただけたからです。
百貨店のイベントスペースを担当していた頃、毎週新しいブランドを連れてきて出店してもらっていました。私は名古屋の店舗を担当していたのですが、面白いブランドは、東京の人がほとんどでした。
東京の国際展示場では、半年に1回、小規模だけれど面白い商品を販売する企業の紹介イベントが行われます。私は当時毎回そのイベントに参加して、新しいブランドを探していました。
面白いブランドがあっても、名古屋への出店ということや、買取りをしない百貨店だと話をすると、大体交渉は打ち切りとなりました。
そんなある日、すでに何度も出店してもらってるブランドの社長が、名古屋に出店したい人がいると紹介してくれました。
ブランドの社長といっても、1人でアクセサリーを作る女の子でした。紹介をしてくれる人も、1人で子供服を作る女の子。普通は、百貨店で取引をする相手ではなかったかもしれません。それでも私は、この女の子にかけてみたいと思いました。
初めて出店してもらったときは、あまり売れませんでした。その後半年に1回出店してもらうごとに、名古屋の百貨店の顧客に売れるにはどうしたら良いか2人で意見を出し合いました。
それから数年過ぎ、彼女のブランドは出店を続けていました。私はもうそこの担当ではなかったのですが、彼女が閉店後、私を夕食に誘ってくれました。
「小さな私の子と一緒に食事をするのだけど、一緒に食べませんか?」と言われて気軽に付き合ったのですが、そこで彼女から感謝の言葉をもらい、涙が出そうになりました。そしてその翌日彼女のブランドのFacebookページには、「ブランドを育ててくれた人」という言葉が、私の写真に添えられていました。
こんな気持ちを死ぬまで感じていたい。会社の力でなく、私の行動で。
昨夜お話しをさせていただいた方からも、後から感謝のラインがいただけました。
こんなことが死ぬまで続いたら、「死んでもいいくらい」幸せです。