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山で遭難しないために意識していること

このあいだ、山の遭難に触れる記事を書いた。その内容が暗いとの意見を頂いたので、ちょっと反省。

批判で終わらせず、どうしたら遭難しないで済むか、自分なりの考えをまとめておく。

実は、筆者はかれこれ20年近く登山を続けているが、一度も遭難したことがない。山に登る頻度は、ほぼ毎週。回数の割に遭難経験ゼロというのは、ちょっとした自慢である。

ただ、遭難しかけたことは何度もある。

たとえば、日帰り登山でのこと。甘く考えてヘッドランプを持たずにいたら、予定よりも下山が遅れて、日暮れの時刻を過ぎてしまい、暗闇に怯えなが、なんとか登山口まで下山した。

ほかに、岩や木の上で足を滑らせたことも幾度とある。運良くケガをせずに済んでいるが、あのときどこかを痛めていたら……。

クライミング中に、高い位置から落ちたこともある。でも、繋いでいたロープで地面への墜落は免れた。頭と足が逆転して、紙一枚分の間隔を残して体が止まったときは、本当に運が良かったとしか言えない。

ちなみに、道に迷ったことは今のところない。道に迷いかけたことも一度もない。それでも、山のなかを歩いていて、道がわかりずらいと感じることは多々ある。

さて、遭難しない方法をまとめると書き出したものの、私の経験談になってしまった……。

そんなこんなの経験があって、いまでは日帰りでも必須装備としてヘッドランプを携帯している。

また、足元は意識して、下山するまで注意深く見るようになった。

簡単なところで滑落しないように登攀力の向上にも励んでいる。

地図は頻繁に見るほうかなと思う。地図を見て、現在地を確認して、進むべき方角と、進もうとしている方角が合っているかを確かめている。

登山は、できるだけ用心深く、注意深く向き合ったほうがいいと思う。

そして、なるべく多くの経験を積むこと。

わたしは山の先輩から、遭難しないためには頻繁に山に登って、山の感覚を養うことが必要だと教わった。

山で遭難しないために、用心深く、注意深く、謙虚な気持ちでこれからも定期的に山に登り続けたい。

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