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燃える涙

まだ深夜の温もりがある場所で
涙がこぼれるのを見た

焦がれていた感情は
いつの間にか
すがりつく信念になっていて

触れられない孤独と
確かに伝わる気持ちの狭間で
私の白い胸から抉り出された
柔らかな心臓は燃えている
あなたに抱きしめてもらいたくて

すぐに泣いてしまうから
全てを剥き出しになど
できない

なのに
あなたは私を覆う全てを
ひとつひとつ見つけては取り払う

頬を伝った涙は
枕の繊維に吸われて消えた
だけど
この胸から溢れた燃える涙は
まだどこにも行けないでいる

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