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X-MEN&MCUにわかの『デッドプール&ウルヴァリン』感想

※この記事は『デッドプール&ウルヴァリン』のネタバレを含むので注意!

普通のヒーローに飽きてない?戦う動機は超個人的、破天荒でなんでもアリの“クソ無責任ヒーロー”デッドプールに世界の命運は託された!?予測不可能なミッションのカギを握るのは…よりにもよって“あの爪野郎”。クソ真面目で“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンに助けを求めるが…。 全く異なる個性の“混ぜるな危険”なR指定ヒーロー2人が暴れまわる!この夏イチバン過激なアクション・エンターテイメント♡

「デッドプール&ウルヴァリン」吹替版予告|7月24日(水)最速公開 - YouTube より引用

映画未視聴者へ向けて

Q. 予習が不要って聞いたけど本当?

個人的には予習は絶対したほうが良いと思う。

この映画は娯楽のために作られたものであり、事前のリサーチをする必要はありません」って監督は言っているが、私はたぶん、予習しなかったらアクションシーン以外はモヤモヤして楽しめない部分が多かったと思うので……

個人的なおすすめの3作は、
ローガン』『デッドプール2』『ロキ(ドラマ)シーズン1

どれか1作品だけなら『ローガン』を観るのがおすすめ。

ロキはDisney+でしか配信されていませんでした。

私の予備知識/予習としてやったこと

・X-MEN、X-MEN2、デッドプール1・2を数年前に一度鑑賞。X-MENに関してはキャラ、設定をふんわり覚えている状態。
・直前にデッドプール1・2、ローガンを鑑賞。
・MCUはほぼ知らない。時間変異取締局(TVA)の設定について少し調べた。

ここから先は本編のネタバレがあるので鑑賞後に読んでください!






















吹替版を鑑賞。
気になった部分もいくつかあったが、なんだかんだ面白かった!

好きなところなど

・冒頭の最低な大暴れ
ローラ達がローガンを埋めた大切な墓を掘り起こし、骨になったローガンの死体を使ってTVAの人たちをぶちのめしていくOPが最高。赤いスーツと血飛沫が雪で白く染まった背景に映える。タイトルの出方もイカしてる。
ローガンは好きだけどつい笑ってしまった。最低なのに。
この映画にある戦闘シーンで一番好き。

・デッドプールvsウルヴァリン
ちゃんと期待してたものが見られたので嬉しかった。不死身同士のノーガードバトルはやっぱり楽しい。
ウルヴァリンが四足歩行で走るシーン、獰猛な獣って感じが出ててかっこよかった。

・デッドプール100人斬り
戦う動機づけが弱いような気もしたが、血みどろで楽しかった。
横から撮るの良いなぁ。

・ウルヴァリンが黄色いスーツを着る理由
ウルヴァリンなら本来は着たがらないであろう黄色いスーツ。鑑賞後に調べてみると、コミックやアニメでお馴染みのスーツだと知った。
なぜ今回着ているのかというと、彼がX-MENへの加入を断ったこと、彼らが殺されるのを防げなかったこと、その怒りに身を任せて残虐行為をしでかしてしまったこと、それをミュータント排斥の口実にされてしまったこと。
その罪を忘れないために着ている、と彼が答えるシーンは熱かった。ここはかなりグッときた。

・ローラの再登場
映画『ローガン』でウルヴァリンと共に旅をしたローラが成長した姿で出てきたのは嬉しかった。大きくなったなあ。
あのときの可愛いサングラスをかけて暴れるのが良かった。

・カサンドラかわいい
今回のボス的存在。好奇心が強く少し寂しさも感じさせる性格、美しい顔、油断してヘルメットつけられてしまう迂闊さ、佐倉綾音が吹き込んだ声、そのどれもが魅力的だった。かわいい。
記憶を読み取る時に頭の中に手を突っ込まれるの、気持ち悪いような羨ましいような。

・メタネタ
俺は神になるぞ!20世紀FOXじゃあな!ってカメラ叩き割るところ、マルチバースがいかにクソかをデッドプールが語るところが好き。

・エンドロール
デッドプールが無茶苦茶やるのかな……と思っていたらX-MEN撮影時の若かりし頃のヒュー・ジャックマンたちの姿が見れて驚いた。
X-MENシリーズガチ勢ではない私でも感慨深くなった。ガチ勢にはぶっ刺さりそう。
X-MENシリーズを愛してくれた人たちへの感謝を感じた。

気になったところ

・この映画をしっかり楽しむために観なきゃいけないこと、把握しておかなくてはいけないことが多い
過去のデッドプールやX-MENシリーズだけじゃなく、20世紀FOXの他作品、コミック、ディズニー周りの大人の事情も把握しておいた方が良いとは思わなかった。
この映画は娯楽のために作られたものであり、事前のリサーチをする必要はありません」って監督言ってたのに……

そりゃアクションシーンとかは予習しなくても楽しめるだろうが、この色々詰め込んでいる映画をまったく予習せずに観に行ってしまうと、製作陣想定の5割程度しか楽しめない気がする。最近の映画料金ってそこそこ高いので2回目の鑑賞にいく人って多くないだろうし……

・キャラが多すぎる
ローラが出てくるのは嬉しかったが、登場シーンが短かったのが悲しかった。それだけ???って思ってしまった。キャラが多いからローラだけに尺を割けなかったんだろうけど。
アメコミに全然詳しくないので知らない奴がたくさんでてきて困惑した。ヒューマン・トーチ、エレクトラ、ブレイド、ガンビット………………
誰〜〜〜〜〜???
たぶん映像化に恵まれなかったキャラたちなんだろうと無理やり飲み込んで観ていたが、それでもモヤモヤはずっと残った。

・吹替のガンビット何言ってるかわからない
なまりが強すぎる。7割くらい聞き取れなくてノイズだった。字幕版だと違うのかな?

・車での喧嘩
一度喧嘩したのにまた喧嘩を始めるから、それはもういいからさっさと問題解決に動いてくれ〜って思ってしまった。

・カサンドラの倒し方
あの圧倒的な力をもつカサンドラをデッドプールとウルヴァリンはどうやって倒すんだろう……とワクワクしてたから拍子抜けした。
正面から戦ったらほぼ勝ち目がないのはわかるけど、どうにかならなかったのかな……。

・2人が最後生き残った理由
2人が混じり合ってゴジータにでもなるのかな、と思ってたら2人ともピンピンしてるし説明があの一言だけなの困惑した。
マジで説明それだけ……?

まとめ

想像以上にファンムービーだった。でもなんだかんだ面白かった。
ただ、この映画を100%楽しめなかったのは寂しく感じる。
過去作を観て劇場公開中に再鑑賞するモチベは無いけど、またいつの日か観たい。

デッドプールの側でソーが泣いているシーン、今後回収されるのかな。

おまけ:パンフレット

パンフレット、表紙のキラキラがハート型でかわいかった。

サイズ:21cm x 15cm。よくある映画パンフレットよりは小さめ。
ページ数:50ページ。
内容:キャストへのインタビュー8ページ。製作陣へのインタビュー8ページ。その他は映画のさまざまシーンのフォトがほとんど。

インタビューは内容がかなり充実していて満足度は高め。880円の価値はあると思う。
ただ、主演ライアン・レイノルズのインタビューが無かったのは残念だった……





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Haiku
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