俳句「いつ? 泣こう」
草の花老母も逝かば一人泣かむ
4年前父が亡くなったときは、介護の必要な母がいたので、泣いてばかりもいられなかった。泣きたくなったときは、母も見送ったあとに思う存分泣こうと、涙をこらえた。実際には、2,3度声をあげて泣いたこともあったが、こころゆくまで泣いたという感じはなく、涙が涸れるくらい泣いてみたいと思っていた。
この句は昨年詠んだものだが、母を思うたび目が潤んだり、鼻水が出たりするが、涙を流して泣いてはいない。母が亡くなって間もなくの記事にも書いたが、一度涙の関が切れてしまうと止めどなくなってしまいそうで怖くて泣けない。思い切り泣いたら、もしかしたら楽になるかも知れないと思うのだが……。
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