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短歌「夏が来た!」

中年の身にこたふれど吾の中の少年夏に心躍らす

 そろそろ近畿地方も梅雨開け宣言が出そうな雰囲気になってきた。それにしても暑さが身にこたえるのは、昨今の気温上昇のせいか、それとも年齢のせいか。40代のころは少々の暑さには平気だった気がするけれど、50代となり、暑さにめっきり弱くなった。老母のことを考えて、いつも冷房をつけていて、自分もずっと冷房のきいた部屋にいることも一因だろう。

 それでも、「夏」ということばを耳にし、口にすると、なにかわくわくした感覚になる。頭ではなく身体が反応しているようだ。小学生のころの夏休み、元気に山や川を駆け回っていたときの感覚がいまも身体から抜けていないのかも知れない。

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