俳句「猫の恋」
猫の恋褒められたきが男の性
男も女も褒められたいのは同じだろう。それでも、あるとき義兄が京野菜を買ってきて、姉が「ええもん買うてきてくれた」と喜ぶと、頻繁に買ってくるようになった、などという話を聞くと、やはり男のほうがその傾向が強い気がする。(義兄の場合、喜ばせたい+褒められたい、だろうが)それも男は、女に褒められたいのではないだろうか。いくつになっても、幼いころ母親に褒めてもらった甘美な記憶が抜けていないのかも知れない。
かく言う私も、褒められたい男の子がいまだに心の中にいる中年のおやじである。そして、もっとも褒めてほしい人である母に、もう二度と褒められることはないことを知っているちょっとさびしいおやじでもある。
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