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俳句「さっきまで・・・」

食む音のやがて鼾に蝶の昼

 すこし目を離したら、もう眠っている。母のことを俳句に詠むと、寝息とか鼾とか、寝ているときの句ばかり増えていくような気もするが、これは母の眠っている間に作句するという「俳介護」の作句事情も関係しているかも知れない。

 それでも「メマリー」という認知症薬を止めてから居眠りは減った。認知症薬で症状は緩和出来ても、治すことは出来ない。母はもう90歳も過ぎたから、せめて薬の量を減らしてやりたくて、主治医に相談して服用を止めたのだ。その他、2種類ほど薬を減らした。母に関しては、それで特に変化はない。「飲まなければならない」薬は止められないが、「飲んだほうよい」薬はもういいと思う。

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