俳句「冬の空」
パタカラのパの音低し冬の空
パタカラとは、口の体操のこと。「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音することで口や舌の筋肉が鍛えられ、誤嚥予防になるらしい。高齢になると、嚥下機能が衰え誤嚥しやすくなる。誤嚥により食べ物が気管に入ると誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があるので、嚥下機能を鍛えようというわけだ。訪問看護師さんから教えていただいて、もう3年ほど主に朝食の前に母とこの体操をしている。そのお陰か、母は食べ物でむせることが少なくなったように思う。
ただ、母自身はやりたくてやっているわけではなく私にやらされているわけだから、全く発声しない日もなおざりな日もある。やる気のない日の母の声はいつもよりやや低い。