映画感想「悪魔と夜ふかし」
-ざっくりあらすじ-
1977年ハロウィンの夜
生放送トーク番組の司会者ジャックが、視聴率1位を取るために当時流行っていたオカルトショーを番組内で行う。
そのためにゲストとして、悪魔に取り憑かれているという少女を呼び、前代未聞の悪魔の生出演をさせようとするが…
こんな感じの作品
ジャンルはホラー
ファウンド・フッテージという手法を取っており、上記した内容の放送テープが発見されたので御覧くださいというところから始まる。
-感想-
●イマイチと思った部分
1.序盤の導入長め
伏線張るタイムちょっと長く感じた、伏線全部見つけられてない可能性もある。
2.先が読める
良く言えば王道だが、ストーリーが分かりやすすぎると感じた。
ただ、これに関しては作品内で解決編パートがないので、良い部分でもあるかも。
3.ファウンド・フッテージなのか
集団催眠にかかるシーンで、「カメラは真実を写す」とキャラクターに言わせておいて、前提として発掘された映像を見ている私達に幻覚を見させる表現はアリなのか?と感じた。
私も催眠にかかっていただけだとしたら神映画。
また、途中からテープの映像でなくなるところは、方針とか監督が変わったのだろうかと思った。
最後まで発掘されたテープの体を保ったままでいてほしかった。
●イイと思った部分
1.悪魔が取り憑く演技
特殊メイクかもしれないが、それにしても人相変わりすぎだと思わせるくらいの演技は良かった。
少女の見た目が、悪魔が取り付いたときは男性に見えた。
2.悪魔顕現
「ああ、ハイパーな悪魔出しちゃうんだ」と思い笑ってしまった。
ここは突き抜けて面白かった。
●まとめ
普通の作品…ちょっとガッカリという印象。
ファウンド・フッテージという部分で惹かれた作品だったため、「パラノーマル・アクティビティ」や、昨今、テレビ東京やYouTubeで配信されているフェイクドキュメンタリー的なものを想像してしまっていた。
ハンバーグだと思って食べたら、おからバーグだった感じ。嫌いじゃないけど気分じゃない。
あと、怖いよりグロいが勝つ。
できれば、ポスターやあらすじを見ずに鑑賞したほうが良かった映画でした。