読書記録202408
娘の二学期が始まって、なぜかオンラインレッスンもぜんぜんなくて、日がな一日書斎にいる。低気圧のせいで、少し本を読んではソファーで眠りこけてしまうが、それでも何冊か読了した。
「魔女の宅急便」は、今最終巻の6巻まで来ている。4巻でトンボがキキにキスをしたのには本を落としそうになった。おまえ!!!!案外!!!
5巻の最後の二行で、2人が2年後に結婚をして、男女の双子を産んで、合計で15年たちました、で終わったのにも驚いて口が開いた。急すぎる。
「信仰/村田沙耶香」も読了した。
何気なく手に取って、読了していないことに気づいて驚いて、一気に読んだ。私は好きな作家や作品ほど、読み終えたくなくて途中になってしまったりする。
村田沙耶香は、今、いちばん「今」を書ける作家の一人なんじゃないかと思っている。先日行った高橋龍太朗コレレクションで見た、最近の作家らの作品と、同じような感触がある。彼らの感じていることを、別の角度から言語化したような。コントラストがきついアプリで加工した写真のような。ダイヤルを思い切りひねって、チュイーンッて出力限界音が聞こえてきて、読んでいる間、うっすら耳鳴りがしてくるよう。
収録作品の中では「生存」と「カルチャーショック」がとくに好きで、著者のインタビューで、「カルチャーショック」が英語の翻訳と同時に舞台上で朗読するための作品だから、同じ言葉が重なったら面白いかな、という思いつきがあったということを読んで読み直し、また感心した。
「考える教室 大人のための哲学入門」と「学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場」も読み終えたが、それはすでにもうここに書いたのかどうか、忘れてしまった。
世界宗教の勉強もしているのだけど、キリスト教が権力争いばかりで長くて、平安時代かよ…と辛かった。やっと終わってサクッとマニ教も終え、明日はイスラムの章を読むつもり。
夏休みに自分に課した「三体」は、読んでいるうちになぜか寝てしまうので、まだ全然序盤です。