手紙の時間とは
お気に入りの便箋を選び、相手に伝えたい言葉を吟味しながらペンを走らせ、時に切手や封緘、シールなどの組み合わせを考える。
この特集は、そんな手紙にまつわる優しい時間を皆さまと共有することを目的としています。
POSTORY代表の近藤千草さんに考えていただいた、便箋や切手などのコーディネートを、季節や行事に合わせてご紹介して参ります。
志あらたにご挨拶
新しい出会いの季節。ご縁をいただいた方に向けた、
ご挨拶のお手紙をイメージしました。
純白無地の便箋に、紺罫の封筒という凛としたコーディネートです。
切手は、国宝 長谷川等伯『松に草花図』と能『羽衣』を組み合わせました。
この切手に描かれている能の演目「羽衣」は春の海を彷彿とさせます。
大海への船出や、未知へのあこがれをのせた手紙です。
桜と楓
河鍋暁斎の筆による千代紙を基にした絵はがき。
満開の桜と色とりどりの紅葉が競うように描かれています。
桜と楓という、日本の自然美を象徴する二つのモチーフを一緒に描くことで、お互いを一層引き立たせています。
桜の季節のお便りにどうぞご利用ください。
紅葉と流水を描いた竜田川紋の絹織物を背景に、桜、紅葉の葉書と合わせて撮影しました。
※ 本連載に掲載の切手は、
日本郵便株式会社において販売終了しているものを含みます。
何卒ご理解の程お願い申し上げます。
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