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詩二編(ドア・振り子2013.5.7著)
ドア
ドアを押し開けて
出たり入ったり 人々が行き来する
次の人の為
押したままのチョットの親切
ありがとうと声にする人
軽くお辞儀する人
ヤヤッ、何食わぬ顔で通り過ぎた者
こんな些細なことが感情を揺らす
ムムムム・ム ムムムム・・・
ドアを開けて待ってくれた
今どきの若い男の子
今度はこころがフワァーとなった
振り子
交差する
思いの振子が右左
理性と感情の狭間を揺れ動く
頭の中のコンピューター
幾多の処理を繰り返し
終には誤作動表示する
迷いの振子が右左
流れのままに
思いのままに
自由の羽根をモゾモゾと
広げて一気に飛び出そう
遥か彼方のその先までも
行けば何かに出会うかも
光と闇の割合は
いつも謎かけ入り混じる
迷いの振子が右左
翼いつまで動くやら
空はいつまで青いやら