お盆
世間ではお盆という一年でも纏まった休暇が取れる時期がやってきた。お墓参り、親戚との顔合わせ、はたまた旅行や、レジャーを存分に楽しむそんな時期だ。
まだまだ私が止まっている時間は続いている。休みが長いとどうも曜日の感覚もずれるし、日付の感覚もずれていく。大丈夫かと自分に問いかける日々が続いている。
さて彼との別れは、半ば定まったものだった。彼は関東出身である。バイトで意気投合して、沢山遊んだ。遊んで行く内に、彼が関東出身である事等、人生であったことを様々話してくれた。それは聞いていて面白い物ばかりで相槌を打たせてくれる内容だった。
彼が人生であった事を話し終えた頃、「いつか関東に帰る」と打ち明けてくれた。私が、20代の終わり頃になるのか、と問うと、「多分そうだと」と答えてくれた。私も自分勝手ながらそうだと思っていた。
それからまた別れは心の片隅にいつも置いて、いつもの日々を過ごしていた。
広島に帰り、一人暮らしの家にも頻繁に遊びに来ていた、そんな中、奇妙な夢を見た。自分が仕事をしている最中に女の人がずっと顔を見ているのだ。あまりにもはっきりと覚えていて夢占いを見ると、[大切な人とのわかれ]と書いてあり、その瞬間、ハッとさせられた。
まさか、彼との別れではないか、
直感ではそう思った。しかしそんな早く来るものではないだろう。なんで?感情が渦を巻き、次第に現実的なものになっていくのを感じた、現実にはなっていないのに。
翌日彼から、私に会って伝えたいことがあると、電話で伝えてきた。
彼は私の部屋に座り、まもなく「今年の終わりに関東に帰る事になった」と
やはりそうか、この時私は動揺した。
私の独断と偏見では夢占いはよく当たる。今回も当たったに過ぎないのだが、それにしても別れが辛かった。きっと区切りがない年齢になり、いきなり準備ができないからだろう。そして何より、皆が同じスピードでで同じタイミングで進んだり、変わったりしないから。だから私も私のスピードで進んでいることしかできない以上自由に時間を使えないから、合わせられないのが目に見えているから。きっと同じ時間を過ごすことができないんだ。
言葉にならない感情が脳裏に浮かんでしまう。ただ私は終わってから別れて何かを得ましたじゃあつまらないと思う。最中の想いを言葉にしたくて投稿しようと思っている。そしてそれらを踏まえて自分なりに整理できたらと思う。
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