夏真っ盛り
コロナの患者が関東では増えたようだ、
彼の予定は変わる、この不安定なご時世である。延期が絡んでくるのは個人の予定だけではないようだ。
ただ彼はもう行っていると言った。会話をしている内になんだか行かないのではないかと彼には失礼ながら思ってしまう。
私は今訳あって人生が止まっている感覚に陥っている。彼との会話の中から、他人もそうだけどもっと大きな世の中は時間と共に進み変化しているのだと。
進んでいる世の中と止まりすぎている自分に少しばかり軋轢とギクシャク、虚無感、焦りそんなのを混ぜたようなあまりにも軽いような、自分だけ置いてけぼりにされている感覚になった。
それが辛いとか、そんな感情は今はない。もしかすると自分がうろたえているのかもしれない。いや待てよ、乗り換えるハードルが低くなったのかもしれない。
切り出されてから感情の整理がつかなくなっていくのを感じた。区切りがある時期と、明確な区切りがない若しくは自分で思考、行動し、区切りをつける時期。
区切りがない時期だからこそ感情に一貫性がなく曖昧なものになっていくのか。時間があるからこそ乗り越えたのかよくわからない。自ら進歩したのかは全く分からない。ただ時間という刹那に振り回されるが如く永遠に続いていく感覚なのか。
最後に連絡先の引き継ぎの方法を伝えて別れた。
準備というのは周到にして然り、早いものだ。
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