女性性に降参したらお花ってすごいね〜ってなった話(2)
◆おね:あのね、無駄っていうのはどんな意味なのかもうちょっと聞きたい
◇はぐ:んーとね、例えば、世間的に成功しようとして、そのために何か努力するわけじゃん
例えば、月何十万稼ぐために、専門的な技能を身につけたり、勉強したりする、仕事についても、苦手な作業とか、嫌な人付き合いとかを我慢してやったりとかね
もちろん、その中には喜びもあるし、悲しみもある、人生そういうもんだ、なんて考えたりするよね
で、目標があるから成功と失敗が生まれるわけ
例えば、月30万目指すとする、これが目標、稼げたら成功、稼げなかったら失敗
月30万円稼げた、成功! けど、あれ、なんかまだ物足りない気がするってなる
じゃあ、今度は月50万にしようって次の目標を立てる、今のままじゃ50万には届かないから、勉強し直したり、違う会社に入り直したりしてね
でも、うまくいかなくて、20万に落ちちゃって、それぐらいならいいけど、もっと落ちちゃって、全然食べれなくなることだってある
そうなると、辞めなければよかったなとか、 みんなはもっと稼いでるのに、なんで俺はこんなに稼げないんだって悩んだりとかね
お金でも人間関係でもなんでも、目標がまずあって、成功と失敗がある
だけど、そもそも、その目標をどう決めたのかって話ね、月30万稼ごうとしたのはどうしてってこと
◆おね:うーん…
◇はぐ:これ、実は何の根拠もないのね
みんながそう言ってるからとか、親がそう言ってるとか、恋人がそう言ってるとか
それでなんとなく決めたものを、いつの間にかそれを達成しないと幸せになれないんだっていう風に受け入れた
でも、それって全部外から与えられたものだよね
外から与えられたものを、自分がそうだって受け取ったもの
そういうものがいっぱいあるわけ
◆おね:そうだね
◇はぐ:うん、でもね、最初から何もないんだよ、幸せになる条件って
そういうものがひとつひとつ消えていく、あ、別に30万稼がないくてもいいんだ、健康でなくてもいいんだ、友達いなくてもいいんだ、平和でなくてもいいんだってね、そういう風に気づいていった先、なーんもなかったんだ!って理解が訪れた瞬間に、サレンダーもくる
自分の中に、こうじゃないと幸せじゃないはずだっていう条件付けが、 いっぱいいっぱいある
物心ついた時から、親から、親戚から、友達から、学校から、会社から、テレビから、漫画から、小説から、色々学んでいくわけ
みんなそれ目指してあくせく頑張るんだけど、でも、全部それはしなくてよかったんだって気づくことになる…
それってとっても怖いことじゃん
◆おね:うん、怖い
◇はぐ:ね。自分、子どものころ、ポケモン300時間ぐらいやってたけどさ、 そのセーブデータ、消えるのが怖くて
当時ってさ、セーブのためにボタン電池かなんかあるんだよ
ゲームカセットの電池が切れちゃったらセーブデータが消えちゃうから、それをすごく怖がってた
いつ切れるんだろう、切れないようにするにはどうすればいいんだろう、とかね
ゲームでも怖いのに、自分の人生ならもっと怖い
例えば30年ずっとやってきたことで、社会にもすっごい認められて、お金もそれで稼いで、尊敬も集めてて、生き甲斐を感じてる仕事があったとしてさ、
でも、どこか幸せになれないと感じてるときに、幸せになるために、その仕事を捨てる必要がありますよってなったときに…
そうですか、わかりました、じゃあ捨てます!ってなかなか言えないよね
◆おね:うん、そうだね
◇はぐ:でも、瞑想はそれを求めるわけ
いいことも悪いことも、全部あなたが作ってきたもので
幸せに条件を設けちゃってるんだよって
それがどれだけ上手くいってたとしても、条件がある以上、至福ではない
◆おね:OSHOさんの川に石投げる例え話みたいなことかな
◇はぐ:うん、そう
何もしなくても、いや、しないことこそが幸せだったんだなって気づいていくのが瞑想だから
ただ、じゃあ最初から何もしなきゃよかったのかっていうと、そんなことなくてね
子供の時のままずっと無邪気でいるっていうことも素晴らしいけども
無駄なことをして、無駄だったなってわかった方が、豊かになれるんだよね
意識の拡大っていうのかな、自分の感じられないもの、感覚できないものに、どれだけ支えられてるのか、絶対分かるはずもない、想像すらできない、降参するしかないってことが分かるためには、そのプロセスが必要だった
そこまでわかって、無駄だったけど、無駄じゃなかったんだなっていうのが分かる
◆おね:うん…このお話はね、1日通してやらないといけないぐらい難しい
◇はぐ:ん〜、いま話したことは、理解が訪れた後なら自然と分かるものだから、その前にたくさん話を聞いて、頭で解釈しようとしすぎるのも、ちょっとね
それに、おねは愛の人だからさ
おねは、目に映るもの全部が綺麗にみえて、泣いちゃうみたいな状態があるじゃん
その状態でいれるだけいればいいと思う、そのうち理解がやってくるよ
◆おね:そこで、すごく問題なのは、私はこの状態がとても幸せだけど、地球で生きるためにはお金がないと家賃払えないし…
みたいな現実的なことを考えちゃうと、途端にわけわかんなくなっちゃう
◇はぐ:うん、極端なことは承知で言うけど、地球で幸せに生きるのに、お金はいらないよ
◆おね:いらない… いらない??
◇はぐ:うん、結論から言えば、何もなくても生きられるわけ、幸せに
素っ裸で砂漠の真ん中にポツンって置かれても、幸せ、間違いなく幸せ
その次の日に死んじゃうかもしんないけど、それでも幸せ
これは極論だけどね
◆おね:私もそういう意味での、幸せっていうのはわかるような気がする
◇はぐ:うん、おねはきっとわかるよね
◆おね:その幸せ感を知ってはいると思うけど、それを知った上で現実も動かしたいみたいな
◇はぐ:うん、わかるよ
そこまで 辿り着いているとして、おねに今、何ができるのかって言ったら、自分が到達した意識状態で常にいるってことだと思うよ
それが世界のためだし、おねのためだと思う
いつも、もう全部綺麗で美しいなっていう状態で生きていれば、現実は回るの
◆おね:そうなの~!?
◇はぐ:そう。何かをしてお金を稼がないととか、仕事しないとって考えてる時は、美しくないでしょ? 世界が
◆おね:そうだね~
◇はぐ:だから、世界が美しく見える意識状態でただいてねってことを、宇宙は教えてくれてる
◆おね:うーん…
◇はぐ:おねが、その到達した意識状態で、いかに日々、毎秒毎秒を生きるか
そうしたら、宇宙は必ず、味方するから
◆おね:そういう状態でいれる時間を、もっといっぱい、ちゃんと味わう?
◇はぐ:うん、味わって、委ねる
お金を稼ぐにしても、どういう方法でお金を稼ぐかを、色々考えて、上手にやろうと頑張ろうとするだろうけど、それは委ねられてないよね
考えたり勉強すれば、上手くやれると思いがちだけど、お金がどう動くかなんて、誰にも分からないから
売れそうなものを用意して、それが狙い通り売れたとして、あたかも上手くいったと思うけど、結局は何も分かってなんかないよ
どこの誰が買うかまでは予想できてないし、その人がどうやってそのお金を工面したのかも分からない
これまでだって、想像もしないところからお金はやってきてたんだよ
そもそも、お金がないって言っても、具体的にどのぐらいお金がないといけないかっていう質問には、答えられない
しかも、なんもなくたって幸せなんだからさ
◆おね:うん、幸せ
◇はぐ:うん、それをわかった上で、世間の中でその状態でいるのは、勇気がいるよね
お金がない場面でもそうだし、それ以外にも、例えば、世界が美しくて、人前で泣くっていうのも、勇気がいる
美しいものを見た時に、美しいなって言うことだって、勇気のいることだよね
◆おね:それは、すごいあるね