唐揚げ用の水筒を作ってくれ
私は肉が大好きだ。どのぐらい好きかといえばおやつはいらないから代わりにからあげを食べたい、そのぐらいに肉が好きだ。寿司も同じぐらい好きなのだが、それはまたの機会にして、今回は肉というテーマにしぼって書きたいとおもいます。
肉好きにも、鶏が好きだったり牛が好きだったりいろいろあると思いますが、私は牛鶏豚全部好きです。それらの中でも特に好きな料理について書きたいのですが、まずいちばんよく食べるのは豚肉。豚肉は安いから買いやすいというのもありますが、外食で一番好きなのはサムギョプサル。美味しさを知ったのは足立区に住んでいた時に、竹ノ塚のコリアンタウンで食べたのが初。斜めの鉄板をお姉さんが用意してくれて、そこに分厚いバラ肉を敷いてくれるわけですが、もうあの焼く瞬間の音といい、甘い脂の香りといい、人間を高揚させる瞬間が凝縮されているかと思うぐらいにワクワクする。その焼き上がったのをサンチュに包んで口に運ぶと、脂をちょうどいい具合にサンチュが中和してくれて、意味もなくいろんな人に感謝したくなる。お店の人、外に見えるフィリピンパブの呼びこみの人、酔い潰れて寝てる人、どうもありがとうと言いたく成る。そのぐらいにおいしい脂。
次によく食べる肉は鶏肉。これも安いから家での調理の際によく買うわけですが、一番好きなのはからあげくんです。身体に悪いとかなんとか色々言われそうですけど、からあげくんが好きなんです。そしてこれが今日の日記のタイトルなんですけど、
保温ポットにカリカリのからあげくんが入ってるやつを売ってくれ
とローソンの人に言いたい。
私はおやつに甘いものとしょっぱいものが並べられていたら、しょっぱいものを選ぶ確率が高いのですが(スナック菓子は食べず、純粋におかずっぽいものが好き)、おやつにからあげくんがいつでも食べたいのです。でもあれは袋に入ってるでしょう?前屈したらボロボロ中身がこぼれ落ちてしまうわけです。だから保温でかつフニャフニャにならない構造の水筒のようなものがあって、その中にからあげくんが入っていて、竹串でいつでも食べられたらどんなにいいことかといつも思っているのです。
そして最後に牛肉。牛肉を食べるときは家でも気前よく食べたいので、ステーキ肉を買ってきて食べたい派なのですが、外食もステーキが好きです。去年、おそらく日本でのエイジングビーフの先駆けであろうお店のウルフギャング・ステーキハウスへ行ったのですが、ここがすごかった。それまで牛肉はそんなに好きじゃなかったのに、ここに行ったことで牛肉が好きになった、しかもサシの入っていない赤身。Tボーンステーキで有名なお店なのですが、お皿ごとオーブンに入れてるような感じで、お皿の縁までほんのり焼けたものをウェイターさんが恭しく持ってきてくれてサーヴしてくれるのですが、サシが入っていないとは思えない柔らかさなのですね。初めて行った日はコースで頼んだので、前菜がかなりたっぷり出てきてメインにたどり着くまでがけっこう大変だったのにも関わらず、もう肉がおいしすぎて、胃の中の前菜を完全に押し分けて、肉が入っていく、そんな感じでしょうか。おいしすぎると、胃の中の断捨離もはかどるようです。ちなみに付け合せのマッシュポテトもおいしい。
と、私の好きな肉の話を頭の中に香りを充満させながら書いてみましたが、書いていたらウルフギャングのステーキがまた食べたくなってきた。しょっちゅう行けるような値段でないので、家でタマネギに漬け込んだステーキ肉を、鉄のフライパンでじゅうじゅう言わせながら焼いて食べることにします。ちなみに「ウルフギャング・パック」は似てるけど完全に別物のカリフォルニア料理のお店です。ここはサラダが美味しい。
-おわり-