いつか、上間さんに聞きたいこと
『海をあげる』を初めて読んでからずっと、いつか上間さんに会えたら聞いてみたいと思っていることがある。235ページにこんな風に書いてある。
何が上間さんにそう思わせたのか。一度離れたら「沖縄がどういう場所なのかわからなくなるような気持ち」がしてまた戻ったと続く。
私は聞いてみたい。沖縄がどういう場所だと認識し続ける必要があるのか。
今、私も沖縄に、私の場合は「帰る」も「移住」もしっくりこなくて、「引っ越し」か「戻る」が合っているかなとは思うが、何にせよ沖縄に居を移そうとしている。そうさせる思いは、上間さんを普天間に隣接した地域にいさせる何かと近しいような気がするから、聞いてみたい。いつか。
『海をあげる』を読んだり、上間さんのスピーチを聞いたりして私が何を考えたのか、書いたりしゃべったりしたものがいくつかあるので、いつかそのころの気持ちを忘れかけた時のために、集めておこうと思う。