2019.2.24県民投票:沖縄を民主主義の発信地にするチャンス!
私は今沖縄にすごく希望を感じている。若い世代が政治について米軍基地の存在について自分たちの暮らしについて選挙について、考えて行動していることが伝わってくるから。かつて岩波ブックレットで読んだコスタリカの選挙のことを思い出す。家族みんなで投票所に行き、お祭りのような雰囲気なのだという。
2月24日の県民投票に向けて今週末、県民投票音楽祭があるという。沖縄県庁近くの「リウボウ」デパート前で。できることなら参加したかったけれど叶わないのでクラウドファンディングで応援した。
選挙って、自分たちの未来を自分たちで選べるうれしい機会なのだけれど、20歳で投票権を得て、沖縄県、神奈川県、福島県、大分県、東京都で選挙があるたび投票してきた経験の中で、あまりたのしそうに投票所に向かう人を見たことはない。むしろ私の父なんて、50歳になるくらいまで投票に行ってすらいなかったと記憶している。
積極的に自分たちの未来を自分で選ばない、人任せにしてきた未来を嘆くって、あまりにももったいない気がする。だから投票できる喜びをちゃんと感じて、同じコミュニティに生きるみんなで楽しみながら味わいながら投票して開票速報をドキドキしながら見守る、そんな選挙を体験したい。
それが今、沖縄で繰り広げられている気がしている。あくまでも東京から見ていて、だけれど。元山さんのハンストは「うれしい」「楽しい」ものではなかったけれど、でも自分たちの未来を選ぶために主体的に行動する姿は格好良かった。そして多くの人の心を動かした。
沖縄には広大な米軍基地があって、「戦争の発信地」という現実がある。それをかつて大田昌秀さんは「平和の発信地」にという思いで、糸満市摩文仁に資料館や公園を整備した。今度は翁長雄志さんがきっとこうしたかったのではないかと思う、きっとみんながあこがれる「民主主義の発信地」に、沖縄をみんなでしていきたい。