誰かを批判したくなった時、自分の中で起こっていること(私の人生本④自分の小さな「箱」から脱出する方法)
何かをされて、腹が立ったり、批判したくなった時、
一呼吸置いて、考えてみて欲しい。
自分は、いつでも、誰に対しても、等しくそのような気持ちになるのだろうか、と。
たぶん、違う。
同じことをされても、許せる時と許せない時がある。
そう、
原因は、「されたこと」にあるのではない。
自分の中にあるのだ。
では、どういう時に批判したくなるのか?
そのヒントを与えてくれるのが、この本。
アービンシャー・インスティチュート
「自分の小さな『箱』から脱出する方法」
私、この本好きなんですよね~。
特に、文末の
「完璧であろうと思うな、よりよくなろうと思え」
とか、心震えます。
さて、話が逸れました。
ひと言でいうと、結論は、
「人は、自分の気持ちに背いた時に、その自分を正当化する為に、他人を批判する」
これだけでは、???ですよね、たぶん。
例えば、
子供の夜泣きで、妻が寝られない。
↓
本当は、助けたいという気持ちがある。
↓
でも、面倒くさくて助けなかった。
↓
手伝わなかった自分を正当化するために、「自分は疲れている、子育ては妻の仕事だ、夜泣きを止められない妻が悪い」と批判する。
とか
旦那さんが仕事で忙しくて寂しい。
↓
本当は、自分と向き合って欲しいという気持ちがある。
↓
でも、負けたような気持ちになって寂しいと言えない。
↓
言えなかった自分を正当化するために、「あなたは冷たい、私はこんなに我慢している、あなたが悪い」と批判する。
(↑全て無意識の行動です)
本当は、助けたかった、寂しかったのに、言えなかった自分を、正当化するために、相手が悪いんだっていう話に持っていく。
これが、「箱に入っている」状況。
で、自分の気持ちに素直に従った時が、「箱から抜け出した」状況。
実際に助けられなくても、労ったりできれば、相手への批判が起こるはずもない。
だから、
自分が批判がちになってるなって思ったら、
「自分の本当の気持ちにウソついてないか」
って疑うのが一番早い。
あと、これは、本来ビジネス本で、
箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
ともあります。
確かに、人を批判してる暇があるなら、仕事しろって話だもんなw
まあ、渦中にいると、こんな冷静になれないんだけどね。。。